ワインペアリング奮闘記 第35回「ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル サヴァニャン」
- 2020.03.14
- ワインペアリング奮闘記
- サヴァニャン, ジュラ, フィリップ・ヴァンデル, フランス, ペアリング, マリアージュ, レシピ, 中華料理, 白ワイン
『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第35回
ジュラの超個性的ワインに何のお料理合わせよう?
このコーナーは 毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコ ラムです。
コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、 その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、 ミルクなど乳製品が使えません。
■失敗してもやり直しできませんので、
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、
今回のお題は『ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル サヴァニャン』です。
フランスはジュラ地方のドメーヌ・フィリップ・ ヴァンデルのサヴァニャンですね。
このドメーヌ、実はフィラディス社内でも大人気。
このドメーヌ、実はフィラディス社内でも大人気。
では早速グラスに注いでみましょう。 色調は輝きのあるイエローです。
少し鼻を近づけると、おおっ、 これこれ!
醸造法に由来する、少しつんとするような、 シェリーや紹興酒に通じるような独特の香りですね。
味わいをとってみると、 アタックは中程度からやや強め。 スキっとしたフレッシュな酸味の中に、 ほんの少しお酢っぽい酸味も感じます。 ミドルから仄かな塩味をともなったコクをしっかりと感じます。
このワイン、店長の言う通りチーズにとても合うのですが、 前提としてこのコラムは乳製品NGですので、 別の角度からペアリングを考えなくてはなりませんね。
メインの食材は、飲みごたえと切れ込むような酸から、 やや淡白な食材、白身のお肉等が良いでしょう。
うん、なんか行けそうな気がしますよ! やってみましょう。
料理レシピ:
紹興酒、黒酢、砂糖、醤油、チキンスープ、 水溶き片栗粉で合わせ調味料を作っておきます。
鶏モモ肉を角切りし、塩、紹興酒、醤油、 水溶き片栗粉を加えて揉み込みます。
中華鍋にオイルをひいて、鷹の爪、 ニンニクと生姜のみじん切りを弱火で炒め、香りをつけます。
少し火を強めて、玉ねぎ、黄パプリカ、 鶏肉と順に炒めていきます。
カシューナッツ、 合わせ調味料を加えてアルコールを飛ばす程度に炒め合わせます。
胡椒をふって出来上がりです。
紹興酒、黒酢、砂糖、醤油、チキンスープ、
鶏モモ肉を角切りし、塩、紹興酒、醤油、
中華鍋にオイルをひいて、鷹の爪、
少し火を強めて、玉ねぎ、黄パプリカ、
カシューナッツ、
胡椒をふって出来上がりです。
ペアリングレポート:
今回はあえて調味料に紹興酒を使いました。
今回はあえて調味料に紹興酒を使いました。
お料理の中に、 ワインと似た香りの要素を感じることができる、 ちょっとした香りのマリアージュ・ポイントですね。
早速、 実際に『鶏肉のカシューナッツ炒め』 を食べながらワインを飲み進めてみると、まぁ「進むわ、進むわ」 という感じでした!
第一に、 鶏肉とワインのバランス感が非常に良かったです。
そしてやはりナッツですね。風味の面でも、コクの面でも、 この白ワインとの相性をさらに高める役割を果たしてくれました。
そしてやはりナッツですね。風味の面でも、コクの面でも、
如何でしたか?実は今回『鶏肉のカシューナッツ炒め』 を思い付いた背景のひとつが、ソムリエの杉山明日香先生が、 この『ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル サヴァニャン』に『酢豚』 のペアリングを提案されている記事を過去に読んでいだ事です。 酢豚!想像してみると、本当に合いそうですよね。
個性的な『ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル サヴァニャン』ですが、私は知っています。このワイン、 意外なほどに様々なお料理に合いますよ。
それでは、 次回もお楽しみに。
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。
ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。
是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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