ワイン完全初心者向けのコラムと銘打ちながらも第81回から142回までずっと「ブドウ品種」についての話ばかり。 「そういう専門的な知識はもういいよ」と思っていた方も多いと思います。 このあたりでちょっと話題を「実戦向け」の内容に変えまして、今回からは『お店でワインをどう楽しむか』をテーマにしたいと思います!
ではまず、ワインを最近飲み始めた、という皆さんにお伺いします。 お店でワインを頼んだ時にソムリエさんやスタッフの方から 「味をチェックされますか?」と、自分のグラスにだけワインを少し注がれた、というご経験がありますよね。
フレンチ・イタリアンの専門料理店などではある意味ワインを注文した際の儀式のようになっているのですが、これが所謂「ホストテイスティング」と呼ばれるものです。 あれ、嫌ですよね・・僕もいまだに嫌ですもんね。 今回から2-3回は、まずこの「儀式」がどういうものなのかを書いた上で、その対策について皆さんにちょっとしたアドヴァイスを出来れば、と思っています。
まず今回知っておいて戴きたいのは、「ホストテイスティングは、別にあなたがそのワインをおいしいと思うかどうかを聞いているわけではない」ということです。 え、じゃあ何聞かれてるの、と思う方もいらっしゃいますよね。
さて、この儀式があなたのところに降ってくるのは、あなた自身がワインを選んでオーダーをした「もてなし側」だと見なされた時。 男性・女性の2人で食事に行った時には、基本的に男性側が引き受けることになります。
ここであなたの果たすべき役割は、あなたが選んで振る舞う(会計は割り勘だとしても)ワインが、問題無く正常な状態にあるかどうか、だけです。 コルク臭やその他の劣化など、ワインがダメージを受けていないか、だけを聞かれています。 だから「あんまり好きじゃないなあ」なんて答えても、お店の人は「うーん、そうですか・・・」としか言えません。
じゃあ、この面倒な儀式にどう立ち向かえば良いのか。 次回はそこをご紹介したいと思います。 どうですか、今回のシリーズは、なかなか実践的な雰囲気でしょう??
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
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是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!