ワインペアリング奮闘記 第8回「ボコパ コンデ・デ・アリカンテ カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ」
- 2019.09.22
- ワインペアリング奮闘記
- カベルネ・ソーヴィニヨン, スペイン, ペアリング, ボコパ, マリアージュ, レシピ, 肉料理, 赤ワイン
普段使いのカベルネ×家庭の料理
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、何がダメだったのか考察する回とします。
■家庭の料理なので、冷蔵庫にたまたま余っていた物も積極的に使います。
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなどは使えません。
今回のお題は、ボコパ コンデ・デ・アリカンテ カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ 2017年です。
ここの所、CLUB30の週間ランキングトップはあの常勝ワイン、シルバー・ラベルを抜いて、この「ボコパ コンデ・デ・アリカンテ カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ」が一位です。
シルバー・ラベルとはタイプも価格も異なるのですが、シンプルに「安くて、旨い」ところがご支持を受けているのかなと思っています。
このワイン、グラスについてみると艶のある黒みがかったルビーレッド。
香りは熟したカシス、アニスやクローブ等のスパイス、そして樽からくるヴァニラを感じました。
口当たりは滑らかで、しっかりとしたタンニンのグリップ。
肉厚過ぎない果実味と、綺麗な酸がバランス良くまとまっていますね。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい骨格と品の良さを感じられる赤ワインです。
これで千円台前半ですから、我が家の定番にしたいくらいです!
というわけで、今回は普段使いという軸でお料理を考えたいと思います。
平日でもさっと作れるようなお料理で、この「カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ」を合わせると、いつでも自然に寄り添ってくれる、そんな定番の組み合わせにしたいですね。
品種の特徴が良く出た、骨格のある赤ワインですので、今回は牛肉をさっと焼いて合わせたいと思います。
そんな訳で「お家焼き肉」に決定しました!
焼き肉プレートも持っているのですが、洗うのが面倒になるものはあえて使いません。
フライパン(我が家は溝の入ったグリルパン)で焼いてみました。
作り方:
焼き肉用のお肉に塩コショウで下味をつけます。
フライパンを温めたら牛脂を塗り、スライスしたニンニクを炒めます。
ニンニクが色づいたらお皿にあげ、お肉と付け合わせのお野菜を焼きます。
お皿にレモンとサニーレタス、そして焼いたお肉とお野菜、ニンニクを添えて。
レモンをしぼりながら、または市販の焼き肉のタレや岩塩等をつけてお召し上がり下さい。
実食:
焼き肉に「カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ」イケますね!
お肉を噛むごとにじゅわっと染み出す脂分を、赤ワインの酸味とタンニンがさっぱりと洗い流してくれます。
すぐに次のお肉が食べたくなり、お箸が進みます。
この少し樽のきいたカベルネの香ばしい香りが、焼き目のついたお肉に合うんですよね。
ところで、焼き肉を食べていると様々な疑問が湧いてきました。
「タレ」が合うのか「塩レモン」が合うのか、レタスは巻いて食べるのか、別に食べたほうが良いのか。
個人的な「解」としてはこうなりました。ご参考までに。
・市販のタレとの相性は良好。
・レモンは合う。タレにもレモンをプラスしました。
・レタスはさほどワインの邪魔はしないし、引きたてもしない。お好みでOK。
・やや胡椒が効かせるのも良し。
あまり難しいことは考えずに焼き肉と美味しい赤ワイン、気楽に楽しめば良いのですが、一方で少し実験や工夫することで「我が家のスタイル」ができたら楽しいと思います。
個人的には、次はお肉を「えごま」に巻いて相性を実験してみたいですね。
いかがでしたか?宜しければご感想をお聞かせください。
次回もお楽しみに!
≪今日のコラムでご紹介したワインは、週末セール対象のこちらのワイン!≫
『ボコパ コンデ・デ・アリカンテ カベルネ・ソーヴィニヨン・バリッカ』
(スペイン/アリカンテ産赤ワイン
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン種100% 熟成:バリック6か月熟成)
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