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ワインペアリング奮闘記 第43回「フアン・ヒル “SAKURA(サクラ)」

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ワインペアリング奮闘記 第43回「フアン・ヒル “SAKURA(サクラ)」

 

『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第43回
お家で楽しく春を祝うメニュー

このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。

コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。

今回のお題は、フアン・ヒル “SAKURA(サクラ)”』です。

当店人気ナンバーワン赤ワインと言えば、フアン・ヒル・シルバー・ラベルですが、今回のお題はその弟分にあたるクアトロ・メセスの、サクラ・ラベルです。
シルバー・ラベルと同じ畑のブドウを使って、樽熟の期間は短めにしたこの赤ワイン、一本桜のラベルがとても美しいです!

グラスに注ぐと、落ち着いた、黒っぽい色調のルビー。
顔を近づけると、トップにふわりとイチゴジャムのような甘やかなニュアンス、そして熟したチェリーがしっかりと上がってきます。
黒胡椒等のスパイス、そして樽由来のスモーキーなニュアンスも感じました。
口に含むと、良く熟した果実の甘やかさを感じます。酸味は穏やかな印象ですね。
中盤にかけて、軽く収れん性のあるタンニンを感じ、飲み込んだ後はアルコールの温かみとともに果実のフレーヴァー、タバコを連想するような仄かな苦みが残って行きました。
ジューシーで親しみやすいのに、スパイシーさ、スモーキーさといった本格感も楽しめる赤ワインです。

では、料理とのペアリングを考えてみましょう!
こちらのワイン、当店では毎年お花見パーティに是非!と推して来ました。
今年は残念ながらお花見も自粛ムードではありますが、こんな時こそお家で、家族でささやかに春の訪れをお祝いしたいですよね。そんな時にこのサクラ・ラベルなら、きっと春らしくテーブルに花を添えてくれます
というわけで、今回はお家で春を祝うパーティを想定してペアリングを提案したいと思います。

さて、それでは味わいの面からペアリングを考えていきましょう。
もちろん、お花見にこのワインをお勧している理由は、ただラベルに桜がプリントしてあることだけではありません!
ペアリング的な観点でも、お花見におすすめな理由がちゃんとありますので、この機会にお伝えさせてください。
まずこちらのワイン、兄貴分のシルバー・ラベルと香りも味わいも良く似ています。どちらもジューシーかつ本格感のある味わいです。
ただよく比較してみると、こちらの方が赤系果実が多めで、よりピュアな印象。シルバー・ラベルよりもパワー感は控えめです。
ペアリングの観点で見ると、シルバー・ラベルではワインのパワーが勝ちすぎる場合に、このサクラ・ラベルの出番ということになります。
お花見のような日本ならではの行事の時は、やはり自然と日本的なお惣菜が中心になりますよね。牛ステーキやラム肉を食べるという人は少ないと思います。お外でお花見するにしても、スーパーのお惣菜やお弁当というパターンが多いのではないでしょうか?
そんな時のペアリングとしては、サクラ・ラベルこそ、おすすめのです。
というわけで、今回の料理は、スーパーでも買える、お家でも作れる、何処の飲み屋でも出している、お花見の超定番の「あれ」にしました。・・・そう、『焼き鳥』す!

料理レシピ:
※お家で作る場合のレシピを掲載しますが、もちろんテイクアウトの焼き鳥でもOKです。
簡単にするために串はうたず、「蕎麦屋の焼き鳥」のイメージで作ります。
まずはタレの準備から。
みりんを小鍋で軽く煮つめます。ここに砂糖少々、お醤油を加えて軽く温めたら、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
鶏もも肉は一口大にカットし、塩コショウで下味をつけます。
これをグリルパンでふっくらと焼きあげます。(普通のフライパンでもOK)
焼けたらタレをよく絡めて、バーナーで軽く焦げ目をつけ、スライスした長ネギを添えて出来上がりです。
付け合わせのおかずは、各ご家庭の定番のものをどうぞ!
我が家ではなんと、妻が自慢のおにぎりを握ってくれました 感涙
これで、お弁当にすることもできる、おうち花見メニューのできあがりです!

ペアリングレポート:
早速焼き鳥からいただいてみましょう。
軽く焦がしたタレの香ばしさ、甘さ。そしてふっくらとした鶏肉の食感とジューシーな旨味・・・良いですね!
ここにサクラ・ラベルを合わせていただくと、うおおお!ぴったりじゃないですか。
ワインの甘やかさと樽のニュアンスが、焼き鳥のタレの甘みと焦げ感にしっかり同調しています。
ピュアな果実味はとても心地よく、強すぎず、鶏肉の旨味を強調しながら、酸味が綺麗に伸びていく印象。
あとに残るスモーキーなフレーヴァーが、焼き鳥の香ばしい余韻をより強めてくれます。
こうして合わせてみると、サクラ・ラベルは焼き鳥の為にあるのでは?!
と思ってしまうくらい、それぞれの味わいやフレーヴァーの要素がマッチしていました。
料理のポイントとしては、やはりタレを軽く焦がす工程は大事ですね。
この時に生じるフレーヴァーが、このワインとの親和性をぐっと高めてくれます。
つい焼き鳥を、ほいほいと口に運んでしまって、足りなくなるくらいに食べ進んでしまいました。
締めに美味しいおにぎりもいただいて、私も幸せ満開です・・・。

如何でしょうか。今回のペアリングは満足度の高いマリアージュになりました。
テイクアウトの焼き鳥と枝豆でも十分ですので、是非ご家庭でお気軽に春の訪れを祝っていただきたいと思います。
サクラ・ラベルが食事に花を添え、食事にさらに美味しく楽しくしてくれますよ。
それでは次回をお楽しみに。(西岡)

今回のペアリング・ワインはこちら

『フアン・ヒル “SAKURA(サクラ)”』

(スペイン / フミーリャ産赤ワイン ブドウ品種:モナストレル100% 熟成:フレンチオーク&アメリカンオーク樽4ヶ月熟成)

 

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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