ワイン職人に聞く、10の質問【第39回】シャトー・クリネ(フランス・ボルドー地方)
- 2020.05.12
- ワイン職人に聞く、10の質問
- カベルネ・ソーヴィニヨン, ソーヴィニヨン・ブラン, ソムリエ, テロワール, フランス, ペアリング, ボルドー, マリアージュ, メルロ, ワイナリー, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 職人, 赤ワイン, 輸入, 輸送
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第39回 シャトー・クリネ(フランス・ボルドー地方) オーナー・醸造家 ロナン・ラボルドさん
『ワイン職人に聞く、10の質問』、
ワイン評論家ロバート・パーカーが100点を2度に渡って献上し
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒14か15歳の頃から、
僕は歴史や地学、
1999年、僕が19歳の時に僕の家族が『シャトー・クリネ』
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒ひとつに絞るのが難しいよ!
ワイン造りの仕事では、たくさんの幸福な瞬間が訪れるから。
美しい景色、一緒にワイン造りに取り組む人たちと過ごす時間・・
でも一つだけを選ぶとしたら、妻と知り合えたときのことかな。
彼女が働いている会社にたまたま自分のワインを届ける機会があっ
ワインの生産者でいて良かった!と自分の仕事に感謝したよ 笑
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒本当に幸いなことに、私たちの畑はここ20年くらい「辛い」
一部が霜でやられてしまったことがあったけど、
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒ブドウが育っていく段階、
結局は、収穫した果実の品質がワインのスタイル、バランス、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒僕には「理想のワイン」というのは無いな。
多様性や個性の違いこそがワインの魅力だからね。
その時々に一番おいしく楽しめるワインが、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒これは色々あって選べないから、沢山書いても良いかな 笑?
シャトー・クリネならやっぱり1989年と1990年。
そして、
他の造り手だったら『シャトー・パルメ』の2005年、
Q7:自分のワインと料理、
⇒シャトー・クリネは、複雑なアロマと深く濃い味わいながら、
だから非常に多種多様な料理と寄り添うことができる。
だけど、自分にとって忘れられない最上のペアリングは、
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒ロワールかな・・・静かで美しく、
人々も優しく穏やかで、テロワール・
そして、ロワールの主要品種であるカベルネ・
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒「たゆまぬ努力、忍耐、そして経験」この3語に尽きるね。
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒まずは何より『シャトー・クリネ』を愛してくれてありがとう、
15年来、日本を訪れる度に多くの人が温かい歓待をしてくれて、
そして、
皆さんもいつか是非『シャトー・クリネ』に来てください!
・・・ロナン・ラボルドさんのインタヴューは以上です。
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
奥さんと知り合うきっかけが、
それはやっぱり、いちばん幸せな瞬間ですよね。
これは本当に心から自慢したいのですが(既に自慢していますが)
既に引退してしまったパーカー氏のポイント評価をいつまでも使わ
このくらいの飛び抜けた高評価を獲得しているワインだったら、
輸送・管理・
『シャトー・クリネ ポムロール』
(フランス/ボルドー産赤ワイン ブドウ品種:メルロ92%、カベルネ・ソーヴィニヨン8% 熟成:バリック新樽72% 16か月熟成)
『フルール・ド・クリネ』
(フランス/ボルドー産赤ワイン ブドウ品種: メルロ種90%、カベルネ・フラン種10% 熟成:バリック12か月熟成)
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