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ワイン職人に聞く、10の質問【第77回】サバルテス(スペイン・ペネデス地方)

ワイン職人に聞く、10の質問【第77回】サバルテス(スペイン・ペネデス地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』 第77回
サバルテス(スペイン ペネデス地方) 醸造責任者 オスカル・ロンバルトさん

連載シリーズ『ワイン職人に聞く、10の質問』、今回話を聞いた生産者は、カバでは貴重な「自社栽培ブドウ100%使用」にこだわる職人的生産者『サバルテス』。
醸造責任者を務めるオスカル・ロンバルトさんがFiradis WINE CLUBからの10の質問に答えてくれました。

スペインの「カバ」と言えばシャンパーニュのようにグローバルなブランド展開をする大手企業がどうしても目立ちますが、実はこちらのように自家ブドウだけを使用して職人的に仕込む、シャンパーニュの「RM(レコルタン・マニピュラン)」のような造り手も着実に増えてきています。

『サバルテス』は30年以上も前から自社畑での栽培醸造を続けてきた、経験溢れるアルチザン。
それでも今なお進化を止めず、2018年には自社畑全区画のオーガニック栽培切り替えが完了しました。
ピュアでクリア、そしてエレガントなスタイルのカバ造りを更に推し進めるべく奮闘するオスカルさんのインタヴュー、早速始めましょう!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒地中海地域で生まれたものにとっては、ワインは常に日常生活の中にある文化だったし、そして唯一誇れる地元の特産物みたいな感じだったんだよ 笑
畑でブドウを栽培する段階から、ワインが飲まれる瞬間まで、あらゆる場面で自分たちだけのスタイルを追求し、表現することが出来るんだ。その面白さに惹かれたね。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒醸造家なら誰でも、最初に仕込んだワインが無事に出来上がったときじゃないかな。
私の最初の仕込みは、若くて経験もないのに情熱だけは一端で・・・だけど、何ひとつ確信が持てない不安な状態から始まった。
最初に造ったのはガルナッチャとカリニェナのワインだったな。
仕込んでから1日1日、そして月を経る毎にワインが変化していくことに驚いたよ。
そして、出来上がったワインのコルクを初めて抜いたときは自分ながらその素晴らしい出来に感激したね 笑
人生の中で最も誇らしく、幸福な瞬間だった!

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒実は直近の2020年がこれまでで一番大変な1年だったんだ(*訳注:このインタヴューは2021年2月に回答戴きました)。
勿論コロナウイルスの拡大もあったのだけど、気候的な要因によって例年よりも6割も少ない量しか収穫することが出来なかった。
例年なら7,000-8,000kgは収穫できる区画なのに、収量がゼロになってしまったところもあった。
気象被害を受けた畑を見るのは、本当に悲しいよ。

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
収穫前の11か月間、だ。
畑で行う全ての仕事において正しい判断が下せていたとしたら、最高のブドウが出来る。
その後の仕事は楽なもんさ 笑

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒私は常に、適度な酸とミネラルがあり、そして限りなくピュアなワインを愛し、それを目指してきたんだ。
例えば・・・ドイツのモーゼル、フランスのロワール、そしてカバの3つのスタイルを兼ね備えたような感じかな。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒ふふふ・・・それは、また出会っていない、と思いたいね!!

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒『ブリュット・ナチュール グラン・レゼルバ』に、フレッシュなシーフード!もう、ただ完璧な美味しさとしか言いようがないね 笑

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒なかなか面白い質問だ・・・ここでワイン造りをやってみたい、と思う場所は世界中に沢山あるよ。
例えば、スペインだったらガリシア地方、アメリカだったらワシントン州のワラワラ・ヴァレー(*訳者注:ワシントン州とオレゴン州の州境に近い冷涼な地域です。カベルネやメルロ、シラーなど黒ブドウ系の産地なのがちょっと意外でした。)、そしてフランスのジュラ地方などだね。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒ブドウが自分の力で育っていくのを必要最低限で手伝ってあげること、だけかな。

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒ワインは「理解する」ことよりも自分自身が美味しく楽しめることが一番大事だよ!

・・・オスカー・ロンバールさんへの一問一答インタヴューは、以上です。
今回のインタヴューは如何でしたか??

僕は今回、Q2への回答が非常に印象的でした。
自信にとって初めての仕込みに臨んだ時の不安、そして自らがやり遂げたことを知った時の大きな喜び・・・どんな仕事においても同じ気持ちですよね。
こういった生産者の心のうちや心象風景を知ると、そのワインがますます好きになってきます。

彼らの造るカバは、ブドウの自重だけで自然に流れ出たフリーラン果汁だけで仕込むため、果実の味わいの中に雑味やえぐみが無く、とにかくピュア&クリア。
オスカルさんの目指すスタイルは、まさに、これ。
コンビニやスーパーに並ぶ大量生産カバとはまったく次元の違う、本物の美味しさをお楽しみ戴けるはずです。

是非とも『フレシネ(名前書いちゃいました)』と比べてみてください!!!


『サバルテス カバ・ブリュット・レゼルバ N.V.』

『サバルテス カバ・ブリュット・ロサド 』

『サバルテス カバ・ブリュット・ナチュール グラン・レゼルバ』

 

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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