ワイン職人に聞く、10の質問【第9回】ドメーヌ・ド・ラ・バスティード(仏コート・デュ・ローヌ地方)
- 2019.11.08
- ワイン職人に聞く、10の質問
- イタリア, ヴァンサン・ボワイエ, グラス, グルナッシュ, コート・デュ・ローヌ, シラー, パスタ, フランス, マリアージュ, 和食, 哲学, 樽, 熟成, 職人, 肉料理, 試飲, 赤ワイン
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第9回 ドメーヌ・ド・ラ・バスティード(仏コート・デュ・ローヌ地方) / 栽培醸造家 ベルナール・ボワイエさん
本日のワイン職人は仏コート・デュ・ローヌからグルナッシュ&
今回はとにかく、回答が届いた時の文章量に驚きました 笑
メールがびっしりと真っ黒になるほど綴ってくれたワイン職人の思
冒頭にも書きましたが、
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒本当は、歴史の教師になりたかったんだ。だけど、
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒2つあるかな。
ひとつは…ある時畑にいて、
もうひとつは、
Q3:その反対に、一番辛いときは?
⇒これも同じように2つ。
ひとつはやっぱり、
そしてもうひとつは、
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒たぶん皆がこう答えると思うけど、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒とても難しい質問だね・・・
僕は、「理想のワイン」というのはいつも同じだとは思わない。 ワインを飲む時、場所、状況によってがらりと変わるから。 だから、世界中にこれだけ様々なスタイル・味のワインがあって、 それぞれが飲む人に歓びを与えてくれるんだと思う。 だから僕の理想のワインは、常に変化しているよ。 毎日妻と二人で飲むワインだって、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒これもすごく難しい質問、沢山あって選びきれないよ 笑
最近の記憶に新しいところでは、 姪っ子の20歳の誕生日に飲んだ『シャトー・ランシュ・バージュ 1998年』は本当に素晴らしかったな。 自分のワインだと『グロワール・ド・モン・ペール 2009年』。 このキュヴェのファーストヴィンテージなんだけど・・・ 自分で造ったのに、あまりにもおいし過ぎて驚いたよ!!
Q7:自分のワインと料理、
⇒そうだな、まずふつうの「コート・デュ・ローヌ」なら、
「コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ・ヴィザン」だったら、少し濃い味の肉料理。 しっかりとしたソースの味付けがあると良いかな・・・
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒この質問への答えは、3つの方向性から考える必要があるかな。
僕がワインを造りたい場所の条件は、 ひとつめに「自分の好きなタイプのワインが造れる場所」、 ふたつめに「好きな国であること」、そして最後に「
好きなワインのタイプと気候で選ぶなら、
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒自然を敬い、飲んでくれるお客さんを敬い、
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒日本は、
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
それにしてもたっぷりと書いてくれました。 普段は寡黙な方なんですが、
彼が情熱を傾けた3本のワイン、是非試してみてくださいね。
彼がそれぞれのワインにおススメしてくれた料理も是非ご参考に!
≪肉じゃがや醤油味の煮込みに合う赤ワイン!≫
『ドメーヌ・ド・ラ・バスティード コート・デュ・ローヌ』
(フランス/コート・デュ・ローヌ産赤ワイン
ブドウ品種:グルナッシュ種50%、シラー種30%、
≪こちらも甘辛たれ系の和食にぴったりくる、濃厚柔らかコート・
『ドメーヌ・ド・ラ・バスティード コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィザン』
(フランス/コート・デュ・ローヌ産赤ワイン
ブドウ品種:シラー種45%、グルナッシュ種35%、
≪CLUB30一番人気ローヌ・シラー≫
『ヴァンサン・ボワイエ グロワール・ド・モン・ペール コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィザン 』
(フランス / コート・デュ・ローヌ産赤ワイン ブドウ品種:シラー95%、グルナッシュ5%
熟成:コンクリートタンクで8カ月)
-
前の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第8回】セパス・イ・ボデガス(スペイン リベラ・デル・デュエロ) 2019.11.02
-
次の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第10回】アルジャーノ(イタリア・トスカーナ地方) 2019.11.14