ワイン職人に聞く、10の質問【第89回】ガストン・コラール(仏シャンパーニュ地方)

ワイン職人に聞く、10の質問【第89回】ガストン・コラール(仏シャンパーニュ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』 第89回
『ガストン・コラール(仏シャンパーニュ地方)』
オーナー・醸造家:シリル・コラールさん

連載シリーズ『ワイン職人に聞く、10の質問』、第89回目に登場するのはシャンパーニュの新星ドメーヌ『ガストン・コラール』。ドメーヌを受け継ぎ9年目のシリル・コラールさんがインタヴューに答えてくれました。

Firadis WINE CLUBでは常に『次世代のライジング・スター』となる若き職人達に積極的なアプローチをしています。新世代がドメーヌを継承し、親の世代と全く異なる哲学でシャンパーニュを造り始めるケースが続々と。今この巨大なパラダイムシフトが同時多発的に起こる中で有名な大手メゾンの安定したブランドだけを扱うなんていうのは、ワインの店をやっている醍醐味を自ら捨てているようなものです 笑

ということで、絶対に“次に、くる!”と判断したのが『ガストン・コラール』でした。
あの「ピエール・パイヤール」と同じブジー村で頭角を現す、新世代の牽引者。彼のシャンパーニュを既に飲んで戴いたお客さまは、その確かな実力、そして途轍もないポテンシャルに驚いたのでは・・・?

それでは早速シリルさんの一問一答インタヴュー、はじめましょう!


Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒学んできたことを仕事にする、というのが必然だったから・・・なのだけど、だったらどうしてワイン造りを学ぼうと思ったのか、というところから考えないといけないのかな。
だとしたら、やっぱりワインに興味があって好きだったから、としか言いようがない 笑!

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒それはやっぱり毎年の収穫。この作業に至ることが僕たち生産者にとっての「実り」だからね。そして、その年の畑での仕事が全て完結する時でもあるから、ひとつの達成感が得られるんだ。
勿論、そこからいよいよ仕込み作業が始まるんだけどね。

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった、大変な)ときは?
⇒雨が多く降る時。葉を守るために散布しているハーブの液やボルドー液が流されてしまい、散布を頻繁に行わなければならなくなるから本当に作業量が膨大になる。これは実際にかなりきついよ!
(*ボルドー液とは:フランスで伝統的に殺菌剤として使われる硫酸銅と消石灰の混合溶液。葉や果実をボルドー液で覆うことで、病原菌の発生・侵入を予防します。自然由来のものなので、使用してもビオ認証等に影響がありません。)

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒あまり他の生産者は言わないかもしれないけれども、僕が一番大事だと思っているのは瓶詰め直前のワインの状態。目指したいシャンパーニュに仕上げるには、清潔でクリーンな状態を保持し、ベストなタイミングで詰めることが最も重要だと考えている。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒僕はテロワール原理主義者のようなものだから、やはり土壌のキャラクターが綺麗に、精緻に出ているワインが理想、と考えているよ。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
『コシュ・デュリ』のムルソーだ。想像を超えて長く続く余韻、そして全ての要素が完璧な調和・均衡を保っていることに驚愕した。いつかあの域に達したいね・・・!

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒シンプルな味付けの鶏肉、あとはコンテなどのハードタイプチーズ。
日本の料理との相性についても、是非聞かせて欲しいな。

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒一番興味があるのは、アルゼンチンなんだ。
素晴らしい環境、そして個性的でおいしいワインが数多く存在するから。シャンパーニュとは全く異なるタイプのワインが産まれるところも僕にとっては魅力的で興味を惹かれるよ。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒とても短く、本当に一言で。
「極限までナチュラルであること」

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒僕のシャンパーニュをおいしいと思ってくれる人が遠い日本にもいると思うと、ワイン造りにも力が入るよ。ありがとう!


シリルさんへのインタヴューは以上です・・・いかがでしたか?
彼が「極限までナチュラルであること」を目指して仕込むシャンパーニュに感じるのは、求心力の強さ。クリアでピュア、エレガントな味わいなのに、何故か凄い力でグイグイと引っ張り込まれる、まるでブラックホールのようなパワーを感じます。

ワイン職人は、自然の姿をボトルの中の宇宙に描き込むアーティスト。彼の恐るべき才能は、これからいよいよ世界に解き放たれていくのでしょうね・・・正直あまり有名になって欲しくない複雑な気持ちでもありますが、それは無理というもの。
世界で奪い合いになる前に、絶対に飲んでおいてください。
クオリティは、五十嵐が保証します。


【Firadis WINE CLUBがこの生産者でおススメしたいワインはこちらの2本です!】

『シャンパーニュ・ガストン・コラール ブラン・ド・ノワール ブジー・グラン・クリュ・ブリュット N.V.(年間240本限定)』

『シャンパーニュ・ガストン・コラール ブジー・グラン・クリュ・ドザージュ・ゼロN.V.(年間240本限定)』

 

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