コンビニ惣菜ペアリング道 第14回「ドミノピザ・人気NO.1メニューに一番合ったカジュアルワインは？」

『コンビニ惣菜ペアリング道』第14回

出来合いのお惣菜などを使って、手間をかけずに色々なワインペアリングを楽しんじゃう・・・
というちょっとズボラなペアリングチャレンジ企画です。

今回は第13回に続いてのフィラディス自社開発ワイン『Because,』シリーズの中から、超人気メニューに合う1本を探す企画の第2弾をお届けしたいと思います。
前回の「ケンタッキー・フライド・チキン」ペアリングの買いで用意した5本、さすがに1晩で全部飲み切れませんから、期間を開けず連続でペアリング実験を実施することに。

ということで今回選んだ大人気メニューは、こちら！

宅配ビザチェーンでは店舗数日本国内NO.1、ドミノピザの人気トップメニュー『ドミノ・デラックス』です。
トッピングはペパロニ、イタリアンソーセージ、マッシュルーム、ピーマン、オニオン。
肉肉しいスタイルのヴォリューム満点ピザ。
アメリカンスタイルの分厚い生地にトマトソースもたっぷり・・・勿論それを直径33cmのLサイズで注文です！

そして今回もペアリングを検証したのは以下5本の赤ワインたちです。
前回同様、本来なら泡・白も入れる方が良いとは思ったのですが、ご自宅でこういったメニューを食べるときは赤ワイン、という方が多いかなと思いまして敢えて赤に絞りました。

【ペアリングしてみた『Because,』 シリーズ赤ワイン5本】
・『ビコーズ』カリフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨン
・『ビコーズ』南仏カベルネ・ソーヴィニヨン
・『ビコーズ』南仏グルナッシュ
・『ビコーズ』伊シチリア　ネロ・ダヴォラ
・『ビコーズ』スペイン・モナストレル

＊『ビコーズ』全ラインアップはこちらのページでご紹介
↓↓↓

前回のケンタッキー同様、アメリカンテイストにはやっぱりカリフォルニア・カベルネ、またはやっぱりイタリア系料理だからネロ・ダヴォラか・・・
という仮説の下にワイン5本とのペアリング検証テイスティングを実施しましたが、意外にもこのピザに一番バッチリ来たのはこちらのワインでした！

『ビコーズ』南仏グルナッシュ

このペアリングのポイントは、スパイス＆ハーブの印象と果実の甘味。
グルナッシュが持つ独特のスパイス感が、（おそらく、ですが）ローズマリーやタイムなどが練り込まれているイタリアンソーセージの風味と上手く重なったこと。
そして、グルナッシュの旨みたっぷりのジューシィな甘味が、ペパロニやソーセージの塩味と素晴らしいバランスで調和してくれたのがポイント。
口の中でピザとワインが一体化して、素晴らしいマリアージュが楽しめました！

その他のワインはどれも「合わなくはないが、ペアリングの驚き・喜びは無い」という感じ。
特に難しかったのがイタリアのネロ・ダヴォラで、チョコレート的なニュアンスとクリーミーな樽の香りが強く前に出てしまい、ピザの味わいと全く噛み合いませんでした。
このワインはフライドチキンの時も難しかったのですが、やはり南イタリアの郷土料理のように唐辛子、ガーリックなど強くパンチのある風味が必要なのだと思います。

そう、ピザはトッピングによって合うワインもがらりと変わるのが当然。
今回はハーブ＆スパイスのニュアンスがグルナッシュと相性抜群でしたが、シンプルな野菜系のピザなどだったら合うワインは全く異なります。

実際、一緒にオーダーした『トロピカル（パイナップルとハムのピザ、個人的に大好きなのです）』には、南仏カベルネがずば抜けて良く合いました。
もともとパイナップルに甘味があるから、ワインに甘みをそれほど必要としていないということなんだと思います。
例えば「エビマヨ」だったら絶対白ワインやロゼワインがおいしいでしょうし、テリヤキチキンだったら何かな・・・など、本当に無限の組み合わせが楽しめそうです。

良かったら皆さんも、お手軽な『Because,』シリーズでこんなペアリング実験をやってみてくださいね。
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先着200セット限定ですので、是非この機会にご検討くださいね。

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産地・ブドウ品種の個性を知って楽しむワインシリーズ『Because（ビコーズ）』750ml×8本セット』

ということで本日のコラムは以上です・・・だいぶ長くなってしまいました！！
次回第15回のテーマは「無印良品」！
大人気で種類も豊富なカレーを始め様々な料理ジャンルの揃うお手軽レトルトシリーズと、カリフォルニアのパワフル系赤『トータス・クリーク・カベルネ・ソーヴィニヨン』のペアリングを実験してみます。
このコラムで取り上げるお店は出来るだけ日本全国に広く店舗展開があるところを選びますので、皆さんも是非ご自身でペアリングを試してみてくださいね。