「ワインの添加物について、ちゃんと知りたい②「亜硫酸塩(後編)」
前回公開の「ワインのマメ知識」の続き。酸化防止剤「亜硫酸塩」に関する話の後篇です。 前回は、亜硫酸塩の果たす基本的な機能についてきちんと知って戴くためのお話しでした。ここからは、亜硫酸塩がワインの「味に与える影響」、「体に与える影響」について書きたいと思います。 今回の実験では、ワイナリーにお願いして1つのワインに異なる量の亜硫酸塩を添加して、4種類のサンプ […]
前回公開の「ワインのマメ知識」の続き。酸化防止剤「亜硫酸塩」に関する話の後篇です。 前回は、亜硫酸塩の果たす基本的な機能についてきちんと知って戴くためのお話しでした。ここからは、亜硫酸塩がワインの「味に与える影響」、「体に与える影響」について書きたいと思います。 今回の実験では、ワイナリーにお願いして1つのワインに異なる量の亜硫酸塩を添加して、4種類のサンプ […]
今回のコラムのテーマは、ワインを飲むのにあたって皆様にも是非知っておいて戴きたいこと。酸化防止剤、「亜硫酸塩=SO2」について、前篇・後篇に分けて2回お話をさせて頂きます。 WINE CLUB 30では先日、「亜硫酸塩添加の意味を正しく認識する」「同じワインで亜硫酸塩を添加する量を変えたら、香りや味わいに影響があるのか」という実験を行いました。今回は泡・白・ […]
今回は、忙しい日平日の夜でも10分か15分でささっと作れて、ワインに合うお肉の焼き方のご紹介です。 バターと赤ワインに黒胡椒、少しお酒も加えることで深みの出るソース。 簡単なのに本格派のステーキと凝縮感溢れるスペインワイン、 週末の夕食や、お客様を招いてのお食事にも十分対応できる、贅沢な組み合わせですよ♪ 今回併せているワインは、樹齢50年以上のブドウだけで […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からはイタリアを代表する人気ワインのひとつ「キャンティ」の品種としても知られる『サンジョヴェーゼ』種。イタリア中部の「トスカーナ州」が最大・最高の産地であること、『キャンティ』系のワインに使用される品種として非常に名高いだけでなく、トスカーナ州最高峰のワイン『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』に使用されるブルネッロ種 […]
今日は「ワインの変化」について書かせて戴きます。 先日、フィラディスがレストラン様向けに輸入している「2007年の熟成ボルドー(小売価格2,000円くらい)」を個人的に購入し、CLUB 30での数量限定販売の検討も含めて自宅で飲んでみました。 開けたてで飲むと、これがまあ香りも味もそっけないワインです。 正直、あまりおいしくはありません。 ・・・でも、熟成ワ […]
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第7回 エレンシア・アルテス(スペイン テッラ・アルタ地方) / ラファエル・デ・ハーンさん 『ワイン職人に聞く、10の質問』第7回、『エレンシア・アルテス』。 オーナーであるラファエルさんのワイン造りに対する想いの一問一答、 それにしても濃厚な内容でした・・・・! […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、本日からは白ブドウの4品種目『ミュスカデ』種です。ここまで白ブドウはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングとご紹介してきたのですが、そのいわば「白ブドウ3大品種」に次ぐものとなるとどれ甲乙つけがたく。だったらFiradis WINE CLUBで人気のある品種からご紹介していこうかな、と考え、それほど超メジャーな […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、 前回からは白ブドウの3品種目『リースリング』種についてご紹介しています。代表的な産地がドイツやフランスのアルザス地方であること、 辛口から極甘口まで非常に多様なワインを造れる品種であること、などについて触れました。 今回からは『リースリング』種の香りや味わいの特徴、合わせる料理などについて、 その味わいタイプの幅広さも […]
先日Firadis WINE CLUNのお客様向けに開催したイベント「フィラディスワインフェス」にて、 あの『シャトー・マルゴー』の2007年、1997年、1987年を比較試飲する、というワークショップを実施しました。 2017年の現在から数えて10年前、20年前、そして30年前のワインを順に試飲していく試み。 今回からのマメ知識コラムでは、この“垂直試飲” […]
『リースリング』は、白ブドウの代表品種を3つ挙げろ、と言われたら、 シャルドネ、ソーヴィニヨンと並んで選ばれるべき本当に重要な品種です。 このブドウ品種で最も素晴らしいワインが産まれる主要産地は、 やはり欧州のドイツ、フランスのアルザス地方が2トップとなるでしょうか。 勿論、北米やオセアニア諸国、 そして南米などの生産国にも素晴らしいリースリングのワインが存 […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からは『シラー』種について紹介しています。 最も優れた産地がフランス コート・デュ・ローヌの北部地域だということ、 「シラーズ」という変名でオーストラリアの主要品種であること、などについて触れました。 『シラー』というブドウ品種の特徴を外観・香り・味わいそれぞれ絞って挙げるならば、 豊富な色素による非常に濃い色合いで […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、赤ワイン用の黒ブドウ5品種目となりました。 今回からは『シラー』種についてご紹介していきます。 ここのところ、Firadisのワイン通販で人気が急上昇しているのですが・・・どうしたんでしょうね 笑 その人気の秘密についても考えつつ、皆さんにこの品種の魅力を知って戴きたいと思います。 まず『シラー』種の主要産地から話をはじ […]
『Firadis WINE GLOBE』の第4回をお届け致します。 前回までは、世界のワイン産地を俯瞰してみることと、 各国が導入しているワインの原産地を保証する制度についてのお話をさせて戴きました。 今回からはいよいよ、ひとつひとつの産地をクローズアップしていきます。 その第1回目。 ここはやはりワイン学習の伝統的なセオリー通りに『フランス』からいきましょ […]
世界のワイン産地を巡るシリーズ「Firadis WINE GLOBE」第3回となりました。 前回は昨年2016年に最もたくさんワインを生産した国はどこで、その量はどれくらいだったのか、 というお話・・・皆さん、どこの国だったかちゃんと憶えてますか? ・・・そう、イタリアでしたよね。 イタリア、フランス、スペインの所謂「旧世界の代表国」3つで世界全体のワイン生 […]
「Firadis WINE GLOBE」第2回です。 前回はまず世界地図を目の前に広げ、現在「ワインが造られている国」把握するところから始めました。 第2回は、各国の生産状況がどうなのか、というところにフォーカスしてみようと思います。 今回は話の流れ上、残念ながら「数字ばかりでやや退屈な」回ですのでご容赦を・・・・。 *第1回をまだお読みになっていない方は、 […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回からは『メルロ』種のご紹介をしています。前回内容まとめますと、メルロは仏ボルドーと米カリフォルニアを代表産地とし、 「果実味甘やかジューシィ、土っぽい印象、滑らかな口当たり」が特徴の品種、ですね。 ワインを始めて飲む人がカベルネ・ソーヴィニョンを飲むと「渋い!」と感じるかもしれませんが、 メルロのワインなら飲みや […]
さて、今回のコラムからは、 イベント等でお客さまからも良く質問を戴く内容を何回かに分けて。 『スパイシーなニュアンスを持つワイン』について、理解を深めて戴こうと思います。 ワインの香りや味わいを表現するときに、 「少しスパイシーな印象」なんていう言葉を使いますが、なかなかピンとこない方も多いのでは。 ブドウだけを原料に造られるワインの香りや味わいに、なぜ香辛 […]
さて、今回からのワインマメ知識コラムはここ数回のテーマだった「ワイン表現」からちょっと方向性を変えまして、 久々に『ブドウ品種』に関係する内容です。 WINE CLUB30は、先月の新着でスペインの『テンペスタード・ゴデーリョ』というワインをリリースしました。 皆さま、このワイン(↓↓↓)にはもうお気づきになられたでしょうか・・・? 『アバニコ・セレクション […]
「ワインの値段はどう決まる?」シリーズの第4回です。 このシリーズの主題は『高いワインと安いワイン、その価格差はどこから来るのか?』。 第3回までを簡単にまとめると・・・ ・ワインの価格は同じ銘柄でも大きく変動する。昔は5大シャトーも今の3分の1くらいで買えた・・・ ・ワインの価格を決める最大の要素は、ブドウを収穫するときの量と質の反比例である。 なんていう […]
「ワインの値段」というちょっと現実的なところに着目したコラムシリーズ第3回目。 メインテーマは、ワインの価格という話題になると特に疑問・ご質問の多い 『すごく高いワインと安いワイン、その値段の差は一体どこから来るの???』です。 前回は、ワインの原材料について一つ一つをピックアップし、 ワインの包装容器である瓶やラベル、コルクなどはそれほど大きな価格差を生む […]
前回からは、「ワインの値段」というちょっと現実的なところに着目してコラムをお届けしています。 香り表現や歴史のエピソードなど、 ワインについての話は少しロマンティックで抒情的な内容になることが多いのですが、こちらはとにかく現実的。 でも、ワイン愛好家にとってはもっとも身近で切実なテーマですよね。 第1回はこのシリーズのプロローグとして、ワインの価格、特に5大 […]
今回からはこれまで書いてきたブドウ品種や香り・味わいなど「ワインそのもの」から、 視点をちょっとだけずらしてみようかなと思います。 テーマは・・・・『ワインの価格』についてです! これは、やっぱり誰もが気になるところではないでしょうか。 各国から輸入されて売っているワインの価格は、どんな風に設定されているのか。 高いワインと安いワイン、その価格差は一体どこか […]
今回からのシリーズは、ワインの輸送について。 フランス、イタリアなどの生産地で造られたワインが、どんな旅をして日本にやってくるのか。 その旅の途中でどんなお金がかかって、ワインの販売価格にはどんな値段が乗っかっているのか、 というところを解明していこうと思います。 併せて「ワイン物流における重要なポイント」という大切なテーマにも触れていきたいと思っています。 […]
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」8回目となりました。 前回はワインの香りである「アロマ」には2種類があり、 「第一アロマ」とはブドウの品種そのものに由来する香りであり、 そして「第二アロマ」は「発酵や醸造に由来する香り」、 つまりもともとのブドウにあった香りではなく、ワインとして仕 […]
ワイン商社に聞いてみよう!ボージョレ・ヌーボーはまずいっていう人が居たけど、本当?だったら、美味しいワインってどれ?そもそもボジョレーヌーボーとは?そんな疑問に、お答えします。 ボージョレ・ヌーボーとは? Beaujolais Nouveauと書きます。Beaujolaisは地名、Nouveauは新しいという意味。 つまり、フランスのボージョレ地区の、出来立 […]
前回は「ワインが開いている / 閉じている」という言い回しについて。 この言葉は、栓を抜いたワインが 「飲んでおいしい状態になっているか、それともまだか」を表現したもの。 「ワインは開けてもすぐ飲まない方が良いですよ・・・」というところまで、覚えて戴いたと思います。 じゃあ実際にはどうやって飲めば良いのか、というちょっとしたテクニックを今回は覚えてください。 […]
前回からは「ワインオープナーについて」。持ち手にスクリューが付いたシンプルな「T字型コルク抜き」、そして円周率の「π」のような形をした剣が2本付いている「2本コルクプラー」をご紹介し、今これらだけしか持っていない方は出来るだけ早くソムリエナイフを・・・と締め括りました。 今回は、おそらく使っている方が非常に多いと思われる「ウイング式コルク抜き(画像上段一番右 […]
「安いワインと高いワインは何が違うのか?」について、その背景と生じる要因についてご紹介しました。今回からはちょっと話題を変えまして・・・「輸入ワインは、ワイナリーで造られてからどうやって私たちの食卓まで届くのか?」をご紹介します。皆さん意外と、ワインが生産地からどうやって運ばれてくるのかをご存じないみたいなので、 ワインの「旅路」を体験して戴くのも面白いかな […]
前回は「ワインの価格差は同じ面積当たりから収穫されるブドウの量、造るワインの量に反比例する」 という考え方についてご紹介しました。 ブドウをたくさん植えて1haあたりの生産効率を上げれば安いワインが造れるし、 果実の凝縮度を増すために樹の本数を減らしていけば、品質が上がる分価格も上がる、という考え方です。 併せて、ワインの取引市場において価格差が生まれていく […]
さて、前回からは「高いワインと安いワイン、何が違うのか?」という誰もが思う疑問について。 でも実は、ワイン1本を造るコストは、500円のワインも100万円のワインも、 せいぜい数千円くらいしか違わないんですよ、という事実を皆さんに知って戴きました。 さて、それでは本質に迫っていきましょうか。 ワインに価格差が生まれる背景・要因は一言でいえば「同 […]