『ワインをもっと美味しく楽しむための、シンプルなやりかた』
今日は「ワインの変化」について書かせて戴きます。 先日、フィラディスがレストラン様向けに輸入している「2007年の熟成ボルドー(小売価格2,000円くらい)」を個人的に購入し、CLUB 30での数量限定販売の検討も含めて自宅で飲んでみました。 開けたてで飲むと、これがまあ香りも味もそっけないワインです。 正直、あまりおいしくはありません。 ・・・でも、熟成ワ […]
今日は「ワインの変化」について書かせて戴きます。 先日、フィラディスがレストラン様向けに輸入している「2007年の熟成ボルドー(小売価格2,000円くらい)」を個人的に購入し、CLUB 30での数量限定販売の検討も含めて自宅で飲んでみました。 開けたてで飲むと、これがまあ香りも味もそっけないワインです。 正直、あまりおいしくはありません。 ・・・でも、熟成ワ […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からは白ブドウの4品種目『ミュスカデ』種。『ムロン・ド・ブルゴーニュ=ブルゴーニュのメロン』という別の名前、随一の産地がロワール河河口のペイ・ナンテ地域であること、などからご紹介触れました。そして、ちょっと残念な過小評価のイメージが定着しまっている品種、という話も。 では今回は、ロワールで『ミュスカデ』種でワインを醸 […]
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第7回 エレンシア・アルテス(スペイン テッラ・アルタ地方) / ラファエル・デ・ハーンさん 『ワイン職人に聞く、10の質問』第7回、『エレンシア・アルテス』。 オーナーであるラファエルさんのワイン造りに対する想いの一問一答、 それにしても濃厚な内容でした・・・・! […]
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第6回 リーフェル(フランス・アルザス地方) / 栽培醸造家 ルカ・リーフェルさん 本日はこのシリーズ初の産地、フランス・アルザス地方より『リーフェル』の登場です。 本当に本当に「きれいなワイン」という印象。 特に彼の造るリースリングは、僕はアルザス・リースリングの […]
“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義についての話、第5回目となりました! まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この“垂直試飲”をすることで見える、以下の2つのことについてお話をしてきました。 ●各ヴィンテージの特徴(作柄がどう表現されているか […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、『Grenache グルナッシュ』第2回です。前回はこの品種の主要な産地がフランス コート・デュ・ローヌ地方の南部『シャトーヌフ・デュ・パプ』『ジゴンダス』などであること、 スペインでは『ガルナッチャ』の変名で広く栽培されていることなどをご紹介しました。 さて、と書いたばかりでなんなのですが・・・実はこの『グルナッシュ』 […]
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第4回 ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル(フランス・ジュラ地方) / フィリップ・ヴァンデルさん 世界で最も個性的なワインの一つ「ヴァン・ジョーヌ」の生産者をご紹介します。 そういえばつい先週、某新聞でこんな記事も紹介されたんですよ。 まだまだ未体験の方が多そうな「 […]
“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。 まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この“垂直試飲”をすることで見える、以下の2つのことについてお話をしてきました。 ●各ヴィンテージの特徴(作柄がどう表現されているか) ● […]
“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。 (*このコラムをこのページから読み始めたというお客様は、まずは第1回目のコラムからお読みください! おさらいしますと・・・まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この […]
“垂直試飲”と呼ばれるワインテイスティング、聞いたことありますか?? 今回も、このワインテイスティングを実施する意義についてのお話を続けたいと思います。 “垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」です。 この“垂直試飲”をすることで見えるものとは何でしょうか。 僕が考えるには、大きく分ける […]
先日Firadis WINE CLUNのお客様向けに開催したイベント「フィラディスワインフェス」にて、 あの『シャトー・マルゴー』の2007年、1997年、1987年を比較試飲する、というワークショップを実施しました。 2017年の現在から数えて10年前、20年前、そして30年前のワインを順に試飲していく試み。 今回からのマメ知識コラムでは、この“垂直試飲” […]
『リースリング』は、白ブドウの代表品種を3つ挙げろ、と言われたら、 シャルドネ、ソーヴィニヨンと並んで選ばれるべき本当に重要な品種です。 このブドウ品種で最も素晴らしいワインが産まれる主要産地は、 やはり欧州のドイツ、フランスのアルザス地方が2トップとなるでしょうか。 勿論、北米やオセアニア諸国、 そして南米などの生産国にも素晴らしいリースリングのワインが存 […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、『シラー』種の最終回です。 これまで主要・代表産地と変名品種、 そして外観・香り・味わいの特徴などについてご紹介をしてきました。 今回は最後に、シラー種のワインをどんな料理と楽しむか・・・についてご紹介したいと思います。 第89回でご紹介したシラー種を代表する香り特徴に、 「黒胡椒」「華やか」という要素があったのを思い返 […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からは『シラー』種について紹介しています。 最も優れた産地がフランス コート・デュ・ローヌの北部地域だということ、 「シラーズ」という変名でオーストラリアの主要品種であること、などについて触れました。 『シラー』というブドウ品種の特徴を外観・香り・味わいそれぞれ絞って挙げるならば、 豊富な色素による非常に濃い色合いで […]
シャンパーニュ×牡蠣のマリアージュを、徹底追及!! 生牡蠣とシャンパーニュ。 もはやマリアージュの代表格くらいに認知されている組み合わせかと思います。 オイスターバーでも最初に出てくる生牡蠣はシャンパーニュやスパークリングワインで楽しむのが既に定番。 誰もが認める王道のマリアージュ・・・ でも、だからこそフィラディスチームはもっと突き詰めたいと思ったんです。 […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、赤ワイン用の黒ブドウ5品種目となりました。 今回からは『シラー』種についてご紹介していきます。 ここのところ、Firadisのワイン通販で人気が急上昇しているのですが・・・どうしたんでしょうね 笑 その人気の秘密についても考えつつ、皆さんにこの品種の魅力を知って戴きたいと思います。 まず『シラー』種の主要産地から話をはじ […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、6品種目は『ソーヴィニヨン・ブラン』。前回はその主要産地がフランスのロワール地方やニュージーランドであること、 そのフレッシュで切れのある香り・味わいスタイルなどについてご紹介をしました。今回はもうちょっと、この品種についてのウンチク的な情報をご提供したいと思います。 この品種について良く聞かれるのが、 「カベ […]
それでは今回も『ワイン表現』についての話題を続けていきましょう。 前回のコラムでは、 「ワインを表現する時には正しい/間違いはなく、プロのテイスターでも表現内容にはバラツキが出る」 という話を、実際に3人の著名テイスターが一つのワインについて記述したコメントを基に理解戴きました。 どうでしょう、ご自身がワインの味わいを言葉にする時の緊張感みたいなものが、 ち […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回までの『メルロ』に続いては、 白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』をご紹介していきます。ワインに興味を持って最初に飲んだ白ワインが『シャルドネ』だった、という方も多いはず。 代表的な産地はフランス・ブルゴーニュ地方ではありますが、 今やカベルネ・ソーヴィニヨン種と並んで世界中で栽培されている「国際品種」の代 […]
さて、今回のワインコラムは前回の続き。 ただ、ちょっとだけ脱線してみようかなと思います。 ここまでテイスティング表現の用語をたくさん紹介してきましたが、 それを消化して戴けなければ意味がありませんので・・。 ということで、今回は皆さんの「テイスティングって難しそう」という気持ちを、 少しでも和らげたいな、と思って書かせて戴きます。 今回のテーマは、 「テイス […]
「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回からは『メルロ』種のご紹介をしています。前回内容まとめますと、メルロは仏ボルドーと米カリフォルニアを代表産地とし、 「果実味甘やかジューシィ、土っぽい印象、滑らかな口当たり」が特徴の品種、ですね。 ワインを始めて飲む人がカベルネ・ソーヴィニョンを飲むと「渋い!」と感じるかもしれませんが、 メルロのワインなら飲みや […]
連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語 […]
前々回、前回と、スパークリングワインと白ワインを飲むときに味わうポイントを紹介しました。 泡の強弱(炭酸の強さです)、泡の口当たりがきめ細かいか、粗いか テクスチュア口当たりがシャープ/硬質/パキパキしている、やわらか/まろやか/こってりしているか 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか / 締め付けるような感じがあるか 果実味の程度 甘さがあるか、 […]
<前回からは「ワインを飲むときに、どこに着目すればよいのか」。 まずは、シャンパーニュやスパークリングワインなどの「泡もの」を飲むときに感じるべき5ポイントを紹介しました。 泡の強弱(炭酸の強さです)、泡の口当たりがきめ細かいか、粗いか 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか / 締め付けるような感じがあるか 果実味の程度 甘さがあるか、ドライ […]
今回は、久々に赤ワインだけをピックアップ! CLUB30が勝手に名付けたジャンル、『特濃レッド』です!!(以前も紹介しましたが、この呼び名は僕が勝手に名付けただけですので、他のところで言っても全く通用しません。) 寒い時期にこそおいしい、濃い口のどっしりタイプ赤ワイン。じっくり煮込んだ肉なんかに合わせて楽しむ重厚な赤ワイン・・・分かりますよね!(^^)! ワ […]
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズもいよいよ大詰めとなってきました! 前回は「ワインが熟成したことによって獲得する香り」=『ブーケ』についての話。 ブドウが収穫されてワインに仕込まれてから熟成を経て生成される、 例えばトーストやバター、ローストしたナッツ・アーモンド、チョコレートやコーヒー、トリュフ、 […]
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」8回目となりました。 前回はワインの香りである「アロマ」には2種類があり、 「第一アロマ」とはブドウの品種そのものに由来する香りであり、 そして「第二アロマ」は「発酵や醸造に由来する香り」、 つまりもともとのブドウにあった香りではなく、ワインとして仕 […]
前回は赤ワインを例に取りその色合いを分類、 「青みがかった紫色/ピンク色」⇒「鮮やかな赤/ルビー色」⇒「オレンジがかった赤」⇒「煉瓦色/茶色に近い色」 青・紫・ピンク色は「まだ若々しい、造りたてのフレッシュなワイン」の色。 それが右に行くにつれて熟成を示す色合いになっていく、という話・・・そして今回はその続きです。 ワインの色合いは、使われてい […]
ワインを鑑賞して楽しむ手法についてのシリーズ、 「ワインの色合いを見る」ときには、上の画像のようにワインをやや少なめに注ぎ、 グラスを斜めに傾けたり倒したりして液面を広げると見やすくなる、という方法を前回ご紹介しました。 今回は「ワインの色合いから、分かること」についての話をしたいと思います。 赤ワインを例に取りその色合いを分類していくと、 「 […]
ワインを目で楽しみ、香りを満喫して、そしてゆっくり味わう。 そんな一連の流れについて、どういう手順でどこをポイントに楽しんだら良いのか、をご紹介するシリーズ。 今回からはいよいよ「ワインの色合いを見る」というステップに入りたいと思います。 ワインの色なんて、白ワインなら白、赤ワインなら赤、でしょう?と思っていらっしゃる方、 実は同じ赤ワインでも […]