香り

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ワイン表現に「正しい/間違い」はあるのか?

さて、今回のワインコラムは前回の続き。 ただ、ちょっとだけ脱線してみようかなと思います。 ここまでテイスティング表現の用語をたくさん紹介してきましたが、 それを消化して戴けなければ意味がありませんので・・。 ということで、今回は皆さんの「テイスティングって難しそう」という気持ちを、 少しでも和らげたいな、と思って書かせて戴きます。 今回のテーマは、 「テイス […]

バーテンダーがカクテルを作るように、ワインを表現する

『香辛料的ななニュアンスを持つワイン』について、更に深く突っ込んで行きたいと思います。 まずは、前回まとめてみたワイン表現に使用されるスパイス系用語をおさらい致しましょう。 【ワイン表現頻出!香辛料&ハーブ系単語】 ・胡椒(ブラックペッパー、ホワイトペッパー、グリーンペッパー、ピンクペッパー) ・シナモン     ・クローヴ ・ジンジャー    ・カルダモン […]

『スパイシーなワイン』って、どういう意味?

さて、今回のコラムからは、 イベント等でお客さまからも良く質問を戴く内容を何回かに分けて。 『スパイシーなニュアンスを持つワイン』について、理解を深めて戴こうと思います。 ワインの香りや味わいを表現するときに、 「少しスパイシーな印象」なんていう言葉を使いますが、なかなかピンとこない方も多いのでは。 ブドウだけを原料に造られるワインの香りや味わいに、なぜ香辛 […]

「ブドウ品種を詳しく知ろう」 ワインはじめて講座

今回からは「はじめて講座」新シリーズ『ブドウ品種を詳しく知ろう』に入ります!好みの味のワインを選ぶための大事な情報、1品種ずつ丁寧に書いていきますので、 じっくり読んでくださいね。 このコラム、第4回から9回にかけて「ブドウ品種とは」という内容を書きました。(*既にWINE CLUB30内のコラムページに記事として掲載されております) その際にカベルネ・ソー […]

「マリアージュのケーススタディ B」 ワインはじめて講座

本日は「ケーススタディB」をやってみましょう。「ヒラメのお刺身」とお料理が決まっていたケーススタディAよりも少しワインの選択の幅が広がる、 食材だけ「豚しゃぶしゃぶ肉」と決まっている場合です。 【ケーススタディB】・今日はワインを飲みたいな・・・と思った日曜日。ですがなんと外は大雪で、近所のスーパーに買いものには行くのも大変。あいにく冷蔵庫はほとんど空っぽ、 […]

メジャー品種だけじゃ、つまらない!土着ブドウ品種に注目!②

前回コラムに引き続き、ひとつの「土着ブドウ品種」を取り上げて、その特徴や楽しみ方をご紹介していきます! WINE CLUB30には30本だけの中に実は結構色々な土着品種が含まれているんですよ、  今回ご紹介するブドウ品種は『プリミティーヴォ』。 伊語で「原始的」という意味を持つ南イタリア・プーリア州の土着ブドウ品種です。 このブドウを100%使用し […]

「マリアージュのケーススタディA」 ワインはじめて講座

前回は年末年始のお楽しみ的に、 マリアージュのケーススタディ的を2つほどご紹介しました。沢山の方がマリアージュの作戦を考えて戴いたようで、 お休みの間にメールで回答を下さったお客様もいらっしゃいました。積極的にご参加戴き、ありがとうございました!!それでは、ご参考までにマリアージュを一つご提案致しますね。 【ケーススタディA】・土曜の夕方にインターホンが鳴り […]

メジャー品種だけじゃ、つまらない!土着ブドウ品種に注目!①

さて、今回からのワインマメ知識コラムはここ数回のテーマだった「ワイン表現」からちょっと方向性を変えまして、 久々に『ブドウ品種』に関係する内容です。 WINE CLUB30は、先月の新着でスペインの『テンペスタード・ゴデーリョ』というワインをリリースしました。 皆さま、このワイン(↓↓↓)にはもうお気づきになられたでしょうか・・・? 『アバニコ・セレクション […]

「五味のマリアージュ その2」 ワインはじめて講座

「ワインと料理を合わせる」シリーズ、第7回目となりました。前回は、味覚には、甘味・塩味・酸味・苦味・そして旨味の五要素があり、 料理が含む味覚要素とワインが含む味覚要素を足していき、 五味が出来るだけ調和した状態にしていくマリアージュの手法を「五味のマリアージュ」と呼ぶ、 という内容でした。今回も引き続きこの話をさせて戴きます。 この「五味のマリアージュ」は […]

『ワインの値段』は、どう決まる?②高いワイン、安いワインの差はどこから?

前回からは、「ワインの値段」というちょっと現実的なところに着目してコラムをお届けしています。 香り表現や歴史のエピソードなど、 ワインについての話は少しロマンティックで抒情的な内容になることが多いのですが、こちらはとにかく現実的。 でも、ワイン愛好家にとってはもっとも身近で切実なテーマですよね。 第1回はこのシリーズのプロローグとして、ワインの価格、特に5大 […]

ワインボキャブラ天国【第5回】「アロマ」英:aroma 仏:arôme

  連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語 […]

「ワインと料理が合わない!?」 ワインはじめて講座

「ワインと料理を合わせる」5回目となりました!前回は、「ワインと料理の色合い・色の濃さを揃えていく」という方法、例えば「赤身肉には赤ワイン、白身肉には白ワイン」を合わせる、色の濃いソース(つまり、味わい的にも濃厚・濃密なソース)には、 ワインも色の濃いタイプのワインを合わせる・・・・というマリアージュ手法をご紹介しました。さて、シリーズ5回目にもなって今更聞 […]

『ワインの値段』は、どう決まる?①「昔は、あのワインも安かった」

今回からはこれまで書いてきたブドウ品種や香り・味わいなど「ワインそのもの」から、 視点をちょっとだけずらしてみようかなと思います。 テーマは・・・・『ワインの価格』についてです! これは、やっぱり誰もが気になるところではないでしょうか。 各国から輸入されて売っているワインの価格は、どんな風に設定されているのか。 高いワインと安いワイン、その価格差は一体どこか […]

「色合いを揃える」 ワインはじめて講座

「ワインと料理を合わせる」4回目となりました!前回は、料理とワインの香り・味わいの方向性を合わせていくことで2つをうまくペアリングさせる、 『同調のマリアージュ』について、 柑橘類やハーブを想わせる爽やかな味のワインに合わせて、鶏の香草焼きにレモンをひと絞り 香辛料を多用したスパイシーなお料理に、スパイシーなキャラクターを持つワインを合わせる 土っ […]

「同調のマリアージュ」 ワインはじめて講座

「ワインと料理を合わせる」第3回です。前回は、濃厚な脂身のある肉を赤ワインの酸とタンニンで中和し、さっぱりとさせる。『中和のマリアージュ』について書きました。肉とワインの組み合わせは殆どの方が体験済だと思いますので、まずはそこで納得して戴き、 そこからマリアージュの話を進めていこうと思います。 「脂を洗い流してさっぱりする」マリアージュから少し発展させたマリ […]

ワインボキャブラ天国【第2回】「アカシアの花」英:acacia 仏:acacia

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

「自分の黄金比率を探そう」 ワインはじめて講座

前回は、赤ワインの味わうべきポイントについて整理を致しました。復習すると・・・ テクスチュア=タンニンの量と質 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか  / 締め付けるような感じがあるか 果実味の程度 甘さがあるか、ドライな辛口か、など ミネラル感 口の中がキュッと引き締まるような感じがあるか 飲み込んだあとに、喉の奥から温かく返ってくる余韻はあるか […]

ワインボキャブラ天国【第1回】「杏(あんず)」英:apricot 仏:abricot

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

今月のおすすめワイン本【2019年5月】「”発酵食品”全体についての本」

今日は連休の最後は家でゆっくり休んで社会復帰の準備を・・・と考えていらっしゃる方に、『今月のおすすめワイン本』をご紹介したいと思います。 お休みの最後なのであまりお勉強っぽくなく、楽しくさらっと読める本を選んでみました。 今月の1冊は 『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』(小倉ヒラク著/木楽舎 税抜1,600円)です。 今回の本は「ワイン本」ではな […]

「スパークリングワインの着目ポイント」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。前回は「ワインはのど越しで飲むものではなく、口の中で転がして香りを楽しみつつ飲み込むもの」であり、口に含んだらころころと転がすようにして、舌と口の中全体を使って味わいをゆっくりと感じ取るようにしましょう!という話でした。 それでは今回は・・・ワインをテイスティングするときに、味わいのどこに着目して飲めばよいのか、 […]

魚の旨い季節、新鮮な刺身とワインを楽しむ時はこんなワインを選びたい

普段WINE CLUB30のワイン記事制作用に様々なマリアージュを試しているのですが、本当はごくシンプルに、お刺身で泡ものや白ワインを楽しむのが実は一番好きだったりします。それに、料理をする立場になれば、ただ切ればいいだけの刺身ってすごく楽ですし!(勿論、その「切る」技術に物凄い熟練が必要だということは分かっているのですが) 生の魚介類を切り、塩や醤油に少し […]

【ワインのテイスティング】ワインの色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズもいよいよ大詰めとなってきました! 前回は「ワインが熟成したことによって獲得する香り」=『ブーケ』についての話。 ブドウが収穫されてワインに仕込まれてから熟成を経て生成される、 例えばトーストやバター、ローストしたナッツ・アーモンド、チョコレートやコーヒー、トリュフ、 […]

【ワインのテイスティング】ワインの第三アロマとは?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」8回目となりました。 前回はワインの香りである「アロマ」には2種類があり、 「第一アロマ」とはブドウの品種そのものに由来する香りであり、 そして「第二アロマ」は「発酵や醸造に由来する香り」、 つまりもともとのブドウにあった香りではなく、ワインとして仕 […]

ボージョレ・ヌーボーはまずいって本当?

ボージョレ・ヌーボー

ワイン商社に聞いてみよう!ボージョレ・ヌーボーはまずいっていう人が居たけど、本当?だったら、美味しいワインってどれ?そもそもボジョレーヌーボーとは?そんな疑問に、お答えします。 ボージョレ・ヌーボーとは? Beaujolais Nouveauと書きます。Beaujolaisは地名、Nouveauは新しいという意味。 つまり、フランスのボージョレ地区の、出来立 […]

【ワインのテイスティング】ワインの第二アロマとは?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」7回目となりました。 前回はワインの『アロマ』には第一、第二の2種類があり、 『第一アロマ』とはブドウの品種そのものに由来する香りの事、という話まででした。 このブドウ品種なら、強弱はあれ必ずこの香りがあるもの・・・という、その品種の個性・特徴とも言 […]

【ワインのテイスティング】ワインの第一アロマとは?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」6回目となりました。 前回はグラスをくるくると回すことでワインが「開く」のは、 「温度変化による香り成分の揮発」と「酸化の化学反応による香りの変化」によるものだ、という話でした。 知った上で香りを取ると、今までよりも「確かに香りが段々変化して新しい香 […]

【ワインのテイスティング】スワリングの効果とは?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」5回目となりました。 前回は「グラスを回すやり方」についてのご紹介でした。 書き忘れましたが、これを「スワリング」と呼ぶんですよ。 スワリングの意味は、ワイン全体を空気に触れさせることです。 これによって注いだ時よりも温度が少しだけ上昇しアルコールの […]

【ワインのテイスティング】ワイングラスを回す意味は?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」4回目。 前回は、ワイングラスにワインを注ぐ適量の話と、 ワインを注いだらまずはそのまま香りを取ってみる・・・というところまででした。 グラスをくるくる回す、その直前まで来たということです! それでは今回は、いよいよグラスをくるくる、ワイン通っぽく回 […]

【ワインのテイスティング】ワインをグラスのどこまで注ぐ?

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」3回目になりました。 前回は、ワインの香りは“比喩として喩えると”、 ベリー系・柑橘系などの「フルーツの香り」、ハーブ&スパイスや食べ物など「フルーツ以外の香り」 で表現する、ということをご紹介しました。 それでは、いよいよ今回からは「実際にワインの […]

【ワインのテイスティング】ワインの香りを2つにわける

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。 ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、前回からは「香りを楽しむ」ことについて。 グラスをくるくる廻して香りを取るのも、格好付けているだけの仕草じゃないんですよ・・・ という話で終わりました。 今回は、ワインの香りにはどんな香りがあるのか、というところから始めていこうと思います。 どんな香りがあるのかを知 […]

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