熟成

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ワイン職人に聞く、10の質問【第4回】ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル(フランス・ジュラ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第4回 ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル(フランス・ジュラ地方) / フィリップ・ヴァンデルさん 世界で最も個性的なワインの一つ「ヴァン・ジョーヌ」の生産者をご紹介します。 そういえばつい先週、某新聞でこんな記事も紹介されたんですよ。 まだまだ未体験の方が多そうな「 […]

困難な年の水平試飲は、造り手の“覚悟の強さ”を顕わに(垂直試飲”と“水平試飲”の意味④)

“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。 まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この“垂直試飲”をすることで見える、以下の2つのことについてお話をしてきました。 ●各ヴィンテージの特徴(作柄がどう表現されているか) ● […]

同じヴィンテージを比較してこそ見える“スタイルの差”(垂直試飲”と“水平試飲”の意味③)

“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。  (*このコラムをこのページから読み始めたというお客様は、まずは第1回目のコラムからお読みください! おさらいしますと・・・まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この […]

同じワイン、ヴィンテージ違いを飲み比べると分かること(垂直試飲”と“水平試飲”の意味②)

“垂直試飲”と呼ばれるワインテイスティング、聞いたことありますか?? 今回も、このワインテイスティングを実施する意義についてのお話を続けたいと思います。 “垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」です。 この“垂直試飲”をすることで見えるものとは何でしょうか。 僕が考えるには、大きく分ける […]

同じワイン、ヴィンテージ違いを飲み比べると分かること(垂直試飲”と“水平試飲”の意味①)

先日Firadis WINE CLUNのお客様向けに開催したイベント「フィラディスワインフェス」にて、 あの『シャトー・マルゴー』の2007年、1997年、1987年を比較試飲する、というワークショップを実施しました。 2017年の現在から数えて10年前、20年前、そして30年前のワインを順に試飲していく試み。 今回からのマメ知識コラムでは、この“垂直試飲” […]

「リースリング種について」 ワインはじめて講座

『リースリング』は、白ブドウの代表品種を3つ挙げろ、と言われたら、 シャルドネ、ソーヴィニヨンと並んで選ばれるべき本当に重要な品種です。 このブドウ品種で最も素晴らしいワインが産まれる主要産地は、 やはり欧州のドイツ、フランスのアルザス地方が2トップとなるでしょうか。 勿論、北米やオセアニア諸国、 そして南米などの生産国にも素晴らしいリースリングのワインが存 […]

「シラー種について その3」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、『シラー』種の最終回です。 これまで主要・代表産地と変名品種、 そして外観・香り・味わいの特徴などについてご紹介をしてきました。 今回は最後に、シラー種のワインをどんな料理と楽しむか・・・についてご紹介したいと思います。 第89回でご紹介したシラー種を代表する香り特徴に、 「黒胡椒」「華やか」という要素があったのを思い返 […]

「シラー種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からは『シラー』種について紹介しています。 最も優れた産地がフランス コート・デュ・ローヌの北部地域だということ、 「シラーズ」という変名でオーストラリアの主要品種であること、などについて触れました。 『シラー』というブドウ品種の特徴を外観・香り・味わいそれぞれ絞って挙げるならば、 豊富な色素による非常に濃い色合いで […]

生牡蠣×泡、マリアージュ徹底実験 レポート第1回『王道マリアージュのその先へ!』

シャンパーニュ×牡蠣のマリアージュを、徹底追及!! 生牡蠣とシャンパーニュ。 もはやマリアージュの代表格くらいに認知されている組み合わせかと思います。 オイスターバーでも最初に出てくる生牡蠣はシャンパーニュやスパークリングワインで楽しむのが既に定番。 誰もが認める王道のマリアージュ・・・ でも、だからこそフィラディスチームはもっと突き詰めたいと思ったんです。 […]

「シラー種について」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、赤ワイン用の黒ブドウ5品種目となりました。 今回からは『シラー』種についてご紹介していきます。 ここのところ、Firadisのワイン通販で人気が急上昇しているのですが・・・どうしたんでしょうね 笑 その人気の秘密についても考えつつ、皆さんにこの品種の魅力を知って戴きたいと思います。 まず『シラー』種の主要産地から話をはじ […]

「ソーヴィニヨン・ブラン種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、6品種目は『ソーヴィニヨン・ブラン』。前回はその主要産地がフランスのロワール地方やニュージーランドであること、 そのフレッシュで切れのある香り・味わいスタイルなどについてご紹介をしました。今回はもうちょっと、この品種についてのウンチク的な情報をご提供したいと思います。 この品種について良く聞かれるのが、 「カベ […]

ワイン表現は“ちゃんと伝わる”が、結局いちばん大事。

それでは今回も『ワイン表現』についての話題を続けていきましょう。 前回のコラムでは、 「ワインを表現する時には正しい/間違いはなく、プロのテイスターでも表現内容にはバラツキが出る」 という話を、実際に3人の著名テイスターが一つのワインについて記述したコメントを基に理解戴きました。 どうでしょう、ご自身がワインの味わいを言葉にする時の緊張感みたいなものが、 ち […]

「白ブドウの王様シャルドネ種について」ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回までの『メルロ』に続いては、 白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』をご紹介していきます。ワインに興味を持って最初に飲んだ白ワインが『シャルドネ』だった、という方も多いはず。 代表的な産地はフランス・ブルゴーニュ地方ではありますが、 今やカベルネ・ソーヴィニヨン種と並んで世界中で栽培されている「国際品種」の代 […]

ワイン表現に「正しい/間違い」はあるのか?

さて、今回のワインコラムは前回の続き。 ただ、ちょっとだけ脱線してみようかなと思います。 ここまでテイスティング表現の用語をたくさん紹介してきましたが、 それを消化して戴けなければ意味がありませんので・・。 ということで、今回は皆さんの「テイスティングって難しそう」という気持ちを、 少しでも和らげたいな、と思って書かせて戴きます。 今回のテーマは、 「テイス […]

「メルロ種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回からは『メルロ』種のご紹介をしています。前回内容まとめますと、メルロは仏ボルドーと米カリフォルニアを代表産地とし、 「果実味甘やかジューシィ、土っぽい印象、滑らかな口当たり」が特徴の品種、ですね。 ワインを始めて飲む人がカベルネ・ソーヴィニョンを飲むと「渋い!」と感じるかもしれませんが、 メルロのワインなら飲みや […]

ワインボキャブラ天国【第5回】「アロマ」英:aroma 仏:arôme

  連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語 […]

「赤ワインの着目ポイント」 ワインはじめて講座

前々回、前回と、スパークリングワインと白ワインを飲むときに味わうポイントを紹介しました。 泡の強弱(炭酸の強さです)、泡の口当たりがきめ細かいか、粗いか テクスチュア口当たりがシャープ/硬質/パキパキしている、やわらか/まろやか/こってりしているか 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか  / 締め付けるような感じがあるか 果実味の程度 甘さがあるか、 […]

「白ワインの着目ポイント」 ワインはじめて講座

<前回からは「ワインを飲むときに、どこに着目すればよいのか」。 まずは、シャンパーニュやスパークリングワインなどの「泡もの」を飲むときに感じるべき5ポイントを紹介しました。 泡の強弱(炭酸の強さです)、泡の口当たりがきめ細かいか、粗いか 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか  / 締め付けるような感じがあるか 果実味の程度 甘さがあるか、ドライ […]

濃い!強い!赤ワインの魅力は「力強さ」だと思うなら、この3本を是非!

今回は、久々に赤ワインだけをピックアップ! CLUB30が勝手に名付けたジャンル、『特濃レッド』です!!(以前も紹介しましたが、この呼び名は僕が勝手に名付けただけですので、他のところで言っても全く通用しません。) 寒い時期にこそおいしい、濃い口のどっしりタイプ赤ワイン。じっくり煮込んだ肉なんかに合わせて楽しむ重厚な赤ワイン・・・分かりますよね!(^^)! ワ […]

「ワインのテイスティングについて その16」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズもいよいよ大詰めとなってきました!前回は「ワインが熟成したことによって獲得する香り」=『ブーケ』についての話。ブドウが収穫されてワインに仕込まれてから熟成を経て生成される、 例えばトーストやバター、ローストしたナッツ・アーモンド、チョコレートやコーヒー、トリュ […]

「ワインのテイスティングについて その15」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」8回目となりました。前回はワインの香りである「アロマ」には2種類があり、 「第一アロマ」とはブドウの品種そのものに由来する香りであり、 そして「第二アロマ」は「発酵や醸造に由来する香り」、 つまりもともとのブドウにあった香りではなく、ワインとして仕込む […]

「ワインのテイスティングについて その7」ワインはじめて講座

前回は赤ワインを例に取りその色合いを分類、「青みがかった紫色/ピンク色」⇒「鮮やかな赤/ルビー色」⇒「オレンジがかった赤」⇒「煉瓦色/茶色に近い色」青・紫・ピンク色は「まだ若々しい、造りたてのフレッシュなワイン」の色。それが右に行くにつれて熟成を示す色合いになっていく、という話・・・そして今回はその続きです。 ワインの色合いは、使われているブドウ品種や味わい […]

「ワインのテイスティングについて その6」 ワインはじめて講座

ワインを鑑賞して楽しむ手法についてのシリーズ、 「ワインの色合いを見る」ときには、上の画像のようにワインをやや少なめに注ぎ、 グラスを斜めに傾けたり倒したりして液面を広げると見やすくなる、という方法を前回ご紹介しました。今回は「ワインの色合いから、分かること」についての話をしたいと思います。 赤ワインを例に取りその色合いを分類していくと、 「青みが […]

「ワインのテイスティングについて その5」 ワインはじめて講座

ワインを目で楽しみ、香りを満喫して、そしてゆっくり味わう。そんな一連の流れについて、どういう手順でどこをポイントに楽しんだら良いのか、をご紹介するシリーズ。今回からはいよいよ「ワインの色合いを見る」というステップに入りたいと思います。ワインの色なんて、白ワインなら白、赤ワインなら赤、でしょう?と思っていらっしゃる方、 実は同じ赤ワインでも色合いの違 […]

「ワインのテイスティングについて その3」 ワインはじめて講座

前回はワインを楽しむ手順、所謂「テイスティング」の流れを簡単にご紹介しました。順に書くと、 色合いを見て 香りを取って愉しみ、 口の中でゆっくりと味わい、 余韻に浸る という流れで「状態の良し悪しを知り、隅から隅まで楽しむ」。 今回は「色合いを見る」の第2回。ワインの色、つまり外観を見ることには、大きく分けて2つの意味があります。 濁りや、浮遊しているものが […]

「ワインのテイスティングについて その2」 ワインはじめて講座 

前回はワインを楽しむ手順、所謂「テイスティング」の流れを簡単にご紹介しました。順に書くと、 色合いを見て 香りを取って愉しみ、 口の中でゆっくりと味わい、 余韻に浸る この流れを「正しくかつ分析的に」進めるのがワインを評価する『テイスティング』の手法です。いちいちこんな手順で飲まないといけないの?と面倒に思われるかもしれません。でも実はこの手順を踏んでいくこ […]

「ワインの保存に適正な温度は?」 ワインはじめて講座

前回はワインの輸送・保管時の温度管理についての話をスタートしました。ワインセラーが無ければ、家の中で比較的涼しくて直射日光の当たらない場所に置く、でしたよね。 では「ワインの保存に適正な温度は本来どういう温度なのか?」について今回はお話しします。家庭用のワインセラーは温湿度の設定が出来るかと思いますが、温度設定は13~15℃、湿度を70%程に設定するのが一般 […]

「赤ワインは常温で飲むもの?」 ワインはじめて講座

  前回は「ワインが置かれているべき適正な環境(温度や湿度設定)」についての話でした。 欧州などワイン産地の地下セラー年中通して温度が13-15℃、湿度70%程。 ワインを保持し、適正に熟成させるにはこの環境が理想に近いこと、 そしてこれがいわゆるワインにとっての「常温」と考えられている、というところまでお話ししました。 今回は、この温度設定が「常 […]

「ご家庭でのワインの温度管理について」 ワインはじめて講座

前回は、一般的に海上輸送で輸入されるワインを運ぶコンテナには温度管理のできる『リーファーコンテナ』と常温で運ぶ『ドライコンテナ』があること、 夏場の輸送や赤道周辺を通る航路では温度管理をするべき・・・という話でした。(繰り返しますが、フィラディスは勿論全品『リーファー』で運んでいますので品質管理は万全です!) 今回も引き続きワインの「温度管理」ということにつ […]

「ボルドーの5大シャトーについて」 ワインはじめて講座

ワインの「熟成」についての話を4回ほど書いたところで、一旦閑話休題。前回ちらっと「長く寝かせるべきワイン」の典型として触れた 「ボルドーの5大シャトー」についてご紹介したいと思います。いきなり例に出ても、分からないですもんね。失礼しました!! さて、まず「5大シャトー」と呼ばれるシャトーの名前、並べてみますね。 シャトー・ラフィット・ロートシルト […]

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