発酵

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ワイン職人に聞く、10の質問【第20回】ドメーヌ・デュテルトル(フランス・ロワール地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第20回 ドメーヌ・デュテルトル(フランス・ロワール地方) /ジル・デュテルトルさん レオナルド・ダ・ヴィンチがその晩年を過ごしたことで知られるトゥーレーヌ。様々なブドウ品種が栽培され、造り手ごとの独特のアッサンブラージュでひとことでは定義出来ないほど多種多様なワイ […]

ワインが「熟成する」って結局どういうことなの??(最終回)

さて、2回に渡って続けてきました「ワインの熟成とはそもそも何なのか??」 についてのコラムも、今回が最終回。 どうしても化学用語などが出てきてしまい、ややこしい内容だったかもしれませんが、 皆様がワインの熟成について少しでも納得ができたとしたらとても嬉しく思います。 ワインを楽しむための本やウェブサイトは沢山ありますが、 熟成の仕組みについて具体的に説明され […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第17回】ドメーヌ・デュ・ジョンシエ(フランス コート・デュ・ローヌ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第17回 ドメーヌ・デュ・ジョンシエ(フランス コート・デュ・ローヌ地方)/マリーヌ・ルッセルさん マリーヌさんは元グラフィック・デザイナーから実家のワイナリーを継いだいわゆる「異業種転職組」。親の代までのワイン造りをビオディナミの導入によって一気に転換。ワイナリー […]

ワインの「飲み頃」はどう決まる?

ワインの「飲み頃」とは。 これは、永遠に正解の出せないワイン界最大のクエスチョンです。ワイン業界のプロフェッショナルと呼ばれる全ての人が、この姿の見えない敵と何十年も戦い続けていると言っても過言ではありません。 世の中に存在する全てのワイン1本1本に「最高の飲み頃・ピークの瞬間」があり、それは同じ生産年の同じワインでも、タンク単位・樽単位・果てはボトル単位で […]

“オークチップ”って何だ??「樽のひみつ③」

今回はワイン業界(特に生産者側や大手メーカー)では誰もが知っていながら、実際にワインを楽しむお客様たちはその事実をあまり知らないこと、についてご説明をするこのコラムお得意の内容。「オークチップ」というものの存在についてお話をしたいと思います。 「オークチップ」とは??? オークチップ、直訳すれば“オークのかけら”です。前々回のコラムで書いた通り、ワインの熟成 […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第14回】フアン・ヒル(スペイン・フミーリャ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第14回 フアン・ヒル(スペイン・フミーリャ地方)/ オーナー ミゲル・ヒルさん 『ワイン職人に聞く、10の質問』第14回目は、今スペインで最も注目を集める産地のひとつ「フミーリャ」から『フアン・ヒル』が登場。当店を長らくご愛顧頂いているお客様でしたら、この生産者の […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第13回】シャトー・アントニャック(南フランス・ラングドック地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第13回 シャトー・アントニャック(フランス・ラングドック地方) 『ワイン職人に聞く、10の質問』第13回目、南フランス ラングドック地方リムーの『シャトー・アントニャック』にいつもの10問を投げかけました。 昨年開催したワインイベント「フィラディスワインフェス」の […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第12回】ジャコモ・グリマルディ(イタリア・バローロ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第12回 ジャコモ・グリマルディ(イタリア・バローロ地方) 『ワイン職人に聞く、10の質問』、12人目の生産者はシリーズ初のイタリア ピエモンテ州から『ジャコモ・グリマルディ』さんが登場です。 イタリアワインの王様的存在「バローロ」の地域において、 居並ぶ偉大なる巨 […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第11回】バロン・デ・レイ(スペイン・リオハ地方)

ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー! 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第11回 バロン・デ・レイ(スペイン・リオハ地方) / ゴンサロ・ロドリゲスさん   『ワイン職人に聞く、10の質問』、11人目の生産者はスペインから。1985年の創業、伝統の古典的産地リオハではまだまだ若いワイナリー『バロン・デ・レイ』をご紹介です。 Firadisで […]

「ワインの添加物について、ちゃんと知りたい①「亜硫酸塩(前編)」

今回のコラムのテーマは、ワインを飲むのにあたって皆様にも是非知っておいて戴きたいこと。酸化防止剤、「亜硫酸塩=SO2」について、前篇・後篇に分けて2回お話をさせて頂きます。 WINE CLUB 30では先日、「亜硫酸塩添加の意味を正しく認識する」「同じワインで亜硫酸塩を添加する量を変えたら、香りや味わいに影響があるのか」という実験を行いました。今回は泡・白・ […]

ワインレッスン①「ワインの香り表現」、やってみませんか??

☆CLUB30と一緒に、「ワインの香り表現」、練習してみませんか? 久々のワインのマメ知識コラムは、数回にわたって「ワインの香り表現」について書いていきたいと思います。 ソムリエやワインアドバイザーが、果物や花、香辛料、動物の匂いまで使ってワインの香りを表現するのを聞いた事があると思います。(CLUB30の動画でも、そういった喩え表現でワインのイメージを伝え […]

「ミュスカデ種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からは白ブドウの4品種目『ミュスカデ』種。『ムロン・ド・ブルゴーニュ=ブルゴーニュのメロン』という別の名前、随一の産地がロワール河河口のペイ・ナンテ地域であること、などからご紹介触れました。そして、ちょっと残念な過小評価のイメージが定着しまっている品種、という話も。 では今回は、ロワールで『ミュスカデ』種でワインを醸 […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第4回】ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル(フランス・ジュラ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第4回 ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル(フランス・ジュラ地方) / フィリップ・ヴァンデルさん 世界で最も個性的なワインの一つ「ヴァン・ジョーヌ」の生産者をご紹介します。 そういえばつい先週、某新聞でこんな記事も紹介されたんですよ。 まだまだ未体験の方が多そうな「 […]

今月のおすすめワイン本【2019年10月】「ワインの歴史」

毎月第1月曜日のワインコラムは、読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナーです。 毎月できるだけ発売されたばかりの新刊をご紹介するようにしているのですが・・・ 今日はどうしてもお薦めしておきたい1冊がありますので、既に絶版の本で恐縮ですがご紹介しておきますね。 『シャンパン歴史物語 その栄光と受難』 (ドン […]

「リースリング種について その3」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、 白ブドウの3品種目『リースリング』種3回目となりました。これまでの2回で、 代表的な産地がドイツやフランスのアルザス地方であること、 辛口から極甘口まで非常に多様なワインを造れる品種であること そして特徴的な香味として『Gout de Petrole=ぺトロール』香がある、 などをご紹介してきました。今日は、 […]

生牡蠣×泡、マリアージュ徹底実験 レポート第3回『クリーミー系牡蠣に合うのは、どんなワイン??!』

「生牡蠣×シャンパーニュマリアージュ実験 / 生牡蠣に本当に合うシャンパーニュを探せ!」の最終回。 誰もが知る王道マリアージュと言われるこの組み合わせ、 「定石ペアリングの更に先にある、真のマリアージュ」を見つけよう!という試みです。 改めて今回の実験で用意したものと、実験の流れです。 ●牡蠣は2種類を用意。 ・最もスタンダードなさっぱりとした味わい系統のも […]

生牡蠣×泡、マリアージュ徹底実験 レポート第2回『さっぱり系牡蠣に合うのは、どんなワイン??!』

「生牡蠣×シャンパーニュマリアージュ実験 / 生牡蠣に本当に合うシャンパーニュを探せ!」の第2回です。 誰もが知る王道マリアージュと言われるこの組み合わせ、 でも定番だからこそ、もっと深く突き詰めて「本当に合うシャンパーニュ」を見つけよう!という試みです。 まずは今回の実験で用意したものと流れを改めて。 ●牡蠣は2種類を用意。 ・最もスタンダードなさっぱりと […]

生牡蠣×泡、マリアージュ徹底実験 レポート第1回『王道マリアージュのその先へ!』

シャンパーニュ×牡蠣のマリアージュを、徹底追及!! 生牡蠣とシャンパーニュ。 もはやマリアージュの代表格くらいに認知されている組み合わせかと思います。 オイスターバーでも最初に出てくる生牡蠣はシャンパーニュやスパークリングワインで楽しむのが既に定番。 誰もが認める王道のマリアージュ・・・ でも、だからこそフィラディスチームはもっと突き詰めたいと思ったんです。 […]

「ソーヴィニヨン・ブラン種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、6品種目は『ソーヴィニヨン・ブラン』。前回はその主要産地がフランスのロワール地方やニュージーランドであること、 そのフレッシュで切れのある香り・味わいスタイルなどについてご紹介をしました。今回はもうちょっと、この品種についてのウンチク的な情報をご提供したいと思います。 この品種について良く聞かれるのが、 「カベ […]

ワインボキャブラ天国【第5回】「アロマ」英:aroma 仏:arôme

  連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語 […]

今月のおすすめワイン本【2019年6月】「6つの飲み物の歴史を読み解く一冊」

読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。 6月の1冊は・・・ 『歴史を変えた6つの飲物 (著:トム・スタンデージ 訳・新井崇嗣/木楽舎 税抜2,700円)』です。 先月は「発酵」に着目したちょっと変わった本をご紹介しましたが、6月は王道の歴史本を選びました。 この本はワインだけでなく、ビール、蒸留酒、コ […]

今月のおすすめワイン本【2019年5月】「”発酵食品”全体についての本」

今日は連休の最後は家でゆっくり休んで社会復帰の準備を・・・と考えていらっしゃる方に、『今月のおすすめワイン本』をご紹介したいと思います。 お休みの最後なのであまりお勉強っぽくなく、楽しくさらっと読める本を選んでみました。 今月の1冊は 『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』(小倉ヒラク著/木楽舎 税抜1,600円)です。 今回の本は「ワイン本」ではな […]

「ワインのテイスティングについて その15」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」8回目となりました。前回はワインの香りである「アロマ」には2種類があり、 「第一アロマ」とはブドウの品種そのものに由来する香りであり、 そして「第二アロマ」は「発酵や醸造に由来する香り」、 つまりもともとのブドウにあった香りではなく、ワインとして仕込む […]

「ワインのテイスティングについて その14」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」7回目となりました。前回はワインの『アロマ』には第一、第二の2種類があり、 『第一アロマ』とはブドウの品種そのものに由来する香りの事、という話まででした。このブドウ品種なら、強弱はあれ必ずこの香りがあるもの・・・という、その品種の個性・特徴とも言える香 […]

「ワインのテイスティングについて その13」 ワインはじめて講座

色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」6回目となりました。前回はグラスをくるくると回すことでワインが「開く」のは、「温度変化による香り成分の揮発」と「酸化の化学反応による香りの変化」によるものだ、という話でした。知った上で香りを取ると、今までよりも「確かに香りが段々変化して新しい香りが感じ […]

「ワインのテイスティングについて その2」 ワインはじめて講座 

前回はワインを楽しむ手順、所謂「テイスティング」の流れを簡単にご紹介しました。順に書くと、 色合いを見て 香りを取って愉しみ、 口の中でゆっくりと味わい、 余韻に浸る この流れを「正しくかつ分析的に」進めるのがワインを評価する『テイスティング』の手法です。いちいちこんな手順で飲まないといけないの?と面倒に思われるかもしれません。でも実はこの手順を踏んでいくこ […]

「原産地呼称について」 ワインはじめて講座

昨日は、スパークリングワインの「二次発酵」について、 そして『シャンパーニュ』と名乗るための条件、などをご紹介しました。 では今日からはちょっとだけワインの世界に深く踏み込みまして・・・ ワインの「原産地呼称」という考え方、そして制度についてです。 「ワインを知るということは、すなわちこの考え方を理解し、覚えていくこと!」 と断言できるくらい、とても重要な内 […]

「2回目のアルコール発酵」 ワインはじめて講座

昨日は、スパークリングワインの造り方についてざっくりしたところをご紹介しました。炭酸ガスが造られる「アルコール発酵」のプロセスを2回繰り返すことで、 果実味のあるおいしい泡ものが造られるわけですね。 今回はこの「2回目のアルコール発酵」について、もう少し突っ込んでみます。2回目のアルコール発酵という工程には、主に2種類の手法があります。ひとつは、1回目のアル […]

ワインと炭酸ガスの関係 ワインはじめて講座

前回、2日前のメールでは「ワインの造り方」、アルコール発酵とは、についてお話をさせて戴きました。 酵母がブドウの糖を食べると、アルコールと一緒に作り出すもの・・・何だったか覚えていますか? そう、炭酸ガスです。 これを瓶の中に最終的に封じ込めているのが、シャンパーニュやスパークリングワイン、です。 (この2つの違いについては、追ってご説明しますね。) さて、 […]

ワインはどうやって造られる?? ワインはじめて講座

  前回までは『ピノ・ノワール』の話で、この品種はシャンパーニュなどスパークリングワインにも 使われる、なんていう話で終わりました。 そこで今回はこのタイミングでスパークリングワインの造り方を・・・と思ったのですが、 その前にまずは「ワインがどうやってできるか」から書かないといけませんよね。 今日の冒頭のコラムを書いていて、気付きました。 ワインと […]

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