生産者

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困難な年の水平試飲は、造り手の“覚悟の強さ”を顕わに(垂直試飲”と“水平試飲”の意味④)

“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。 まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この“垂直試飲”をすることで見える、以下の2つのことについてお話をしてきました。 ●各ヴィンテージの特徴(作柄がどう表現されているか) ● […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第3回】シャトー・レ・ヴァロンティーン

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第3回 『シャトー・レ・ヴァロンティーン』の醸造家、ジル・ポンスさん 『ワイン職人に聞く、10の質問』は、『シャトー・レ・ヴァロンティーン』の醸造家、ジル・ポンスさん。 今やプロヴァンスを代表するワイン生産者として世界的に知られ、各国のトップレストランにオンリストさ […]

同じヴィンテージを比較してこそ見える“スタイルの差”(垂直試飲”と“水平試飲”の意味③)

“垂直試飲”“水平試飲”というテイスティングを実施する意義について、引き続きお話をしたいと思います。  (*このコラムをこのページから読み始めたというお客様は、まずは第1回目のコラムからお読みください! おさらいしますと・・・まず“垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」。 この […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第2回】モンテカルヴィ(イタリア・トスカーナ州)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第2回 モンテカルヴィ(イタリア・トスカーナ州)オーナー ジェイムスさん 第2回目は、前回に引き続きイタリアはトスカーナ州の生産者『モンテカルヴィ』をご紹介。 Firadis WINE CLUB30では「飲まないと損」「バランス最高」なんていう、嬉しいレヴュー評価も […]

同じワイン、ヴィンテージ違いを飲み比べると分かること(垂直試飲”と“水平試飲”の意味②)

“垂直試飲”と呼ばれるワインテイスティング、聞いたことありますか?? 今回も、このワインテイスティングを実施する意義についてのお話を続けたいと思います。 “垂直試飲”とは、 「同じ生産者の同じワインを、異なる生産年=ヴィンテージで複数揃えて比較するテイスティング法」です。 この“垂直試飲”をすることで見えるものとは何でしょうか。 僕が考えるには、大きく分ける […]

ワイン職人に聞く、10の質問【第1回】イル・ヴァレンティアーノ(イタリア・トスカーナ州)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫ 『ワイン職人に聞く、10の質問』 第1回 イル・ヴァレンティアーノ(イタリア・トスカーナ州)当主のファビアーノ・チャッチ(写真左)さん 『ワイン職人に聞く、10の質問』は、イタリア・トスカーナ州の最高峰ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の名手 『イル・ヴァレンティアーノ』から、当主のファビア […]

同じワイン、ヴィンテージ違いを飲み比べると分かること(垂直試飲”と“水平試飲”の意味①)

先日Firadis WINE CLUNのお客様向けに開催したイベント「フィラディスワインフェス」にて、 あの『シャトー・マルゴー』の2007年、1997年、1987年を比較試飲する、というワークショップを実施しました。 2017年の現在から数えて10年前、20年前、そして30年前のワインを順に試飲していく試み。 今回からのマメ知識コラムでは、この“垂直試飲” […]

今月のおすすめワイン本【2019年9月】「貧乏(だけど絶対楽しい)ワイナリーオーナーになる方法」

毎月第1月曜日のワインコラムは、読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナーです。 今月は・・・ワイン好きなら誰でも1冊くらいはその著書を読んだことがあるのではないでしょうか。 玉村豊男さんの新作 『ぼくのワインができるまで(東京書籍 / 税抜1,500円)』です。 長野県東御市で「ヴィラデスト・ワイナリー」 […]

世界のワイン産地を知ろう!!:Firadis WINE GLOBE 第3回

世界のワイン産地を巡るシリーズ「Firadis WINE GLOBE」第3回となりました。 前回は昨年2016年に最もたくさんワインを生産した国はどこで、その量はどれくらいだったのか、 というお話・・・皆さん、どこの国だったかちゃんと憶えてますか? ・・・そう、イタリアでしたよね。 イタリア、フランス、スペインの所謂「旧世界の代表国」3つで世界全体のワイン生 […]

世界のワイン産地を知ろう!!:Firadis WINE GLOBE 第2回

「Firadis WINE GLOBE」第2回です。 前回はまず世界地図を目の前に広げ、現在「ワインが造られている国」把握するところから始めました。 第2回は、各国の生産状況がどうなのか、というところにフォーカスしてみようと思います。 今回は話の流れ上、残念ながら「数字ばかりでやや退屈な」回ですのでご容赦を・・・・。 *第1回をまだお読みになっていない方は、 […]

世界のワイン産地を知ろう!!:Firadis WINE GLOBE 第1回

世界各地に散らばるワイン産地を、1か所ずつ覗いてみるシリーズ、 題して「Firadis WINE GLOBE」のスタートです。 毎回毎回、それぞれ個性的なワインを産み出す国、地域、村などをコラム形式でご紹介していきますよ。 でも、ワイン教本みたいに地図や名前だけを掲載していくつもりはありません。 まだ行ったことのない、それどころか名前も知らないワイン産地がど […]

「白ブドウの王様シャルドネ種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回からは白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』。生育環境や造り手のポリシー、力量によってその印象をころころと変えてしまう。そんな「産地と生産者をそのまま写し出す鏡」のようなブドウ品種で、 一言で個性を言い表すのが非常に難しいブドウ品種である、というところまでご紹介をしました。 今回、もう少しだけシャルドネ種について知って […]

「白ブドウの王様シャルドネ種について」ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回までの『メルロ』に続いては、 白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』をご紹介していきます。ワインに興味を持って最初に飲んだ白ワインが『シャルドネ』だった、という方も多いはず。 代表的な産地はフランス・ブルゴーニュ地方ではありますが、 今やカベルネ・ソーヴィニヨン種と並んで世界中で栽培されている「国際品種」の代 […]

「メルロ種について その2」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回からは『メルロ』種のご紹介をしています。前回内容まとめますと、メルロは仏ボルドーと米カリフォルニアを代表産地とし、 「果実味甘やかジューシィ、土っぽい印象、滑らかな口当たり」が特徴の品種、ですね。 ワインを始めて飲む人がカベルネ・ソーヴィニョンを飲むと「渋い!」と感じるかもしれませんが、 メルロのワインなら飲みや […]

実は一番人気ワインも・・??土着ブドウ品種に注目!その③

第3回目となりました「土着ブドウ品種」についてのコラムです。 このコラムシリーズは、コラムを通じて少しマニアックなブドウ品種を知り、 ご自身のセレクトの幅を拡げて戴こう、という試みなのですが・・・ でも、実はCLUB30のお客さまだったら、 殆どの人が土着品種の魅力を知らず知らず体感しているんですよね。 なぜなら、CLUB30で圧倒的にご注文本数の多い大人気 […]

メジャー品種だけじゃ、つまらない!土着ブドウ品種に注目!②

前回コラムに引き続き、ひとつの「土着ブドウ品種」を取り上げて、その特徴や楽しみ方をご紹介していきます! WINE CLUB30には30本だけの中に実は結構色々な土着品種が含まれているんですよ、  今回ご紹介するブドウ品種は『プリミティーヴォ』。 伊語で「原始的」という意味を持つ南イタリア・プーリア州の土着ブドウ品種です。 このブドウを100%使用し […]

今月のおすすめワイン本【2019年7月】「趣味の園芸」

毎月第1月曜日のワインコラムは、読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。 7月の1冊は・・・ 『趣味の園芸 12か月栽培ナビ⑦ブドウ(著:望岡 亮介さん/NHK出版 税抜1,200円)』です。 まさかここの「趣味の園芸」の本を紹介する日が来るとは思ってもいませんでしたが 笑 僕はこの本、ブドウの「栽培」 […]

メジャー品種だけじゃ、つまらない!土着ブドウ品種に注目!①

さて、今回からのワインマメ知識コラムはここ数回のテーマだった「ワイン表現」からちょっと方向性を変えまして、 久々に『ブドウ品種』に関係する内容です。 WINE CLUB30は、先月の新着でスペインの『テンペスタード・ゴデーリョ』というワインをリリースしました。 皆さま、このワイン(↓↓↓)にはもうお気づきになられたでしょうか・・・? 『アバニコ・セレクション […]

『ワインの値段』は、どう決まる?④ 高いワインがどんどん高くなるのは結局・・?

「ワインの値段はどう決まる?」シリーズの第4回です。 このシリーズの主題は『高いワインと安いワイン、その価格差はどこから来るのか?』。 第3回までを簡単にまとめると・・・ ・ワインの価格は同じ銘柄でも大きく変動する。昔は5大シャトーも今の3分の1くらいで買えた・・・ ・ワインの価格を決める最大の要素は、ブドウを収穫するときの量と質の反比例である。 なんていう […]

『ワインの値段』は、どう決まる?③質vs量。反比例が生む値段の差

「ワインの値段」というちょっと現実的なところに着目したコラムシリーズ第3回目。 メインテーマは、ワインの価格という話題になると特に疑問・ご質問の多い 『すごく高いワインと安いワイン、その値段の差は一体どこから来るの???』です。 前回は、ワインの原材料について一つ一つをピックアップし、 ワインの包装容器である瓶やラベル、コルクなどはそれほど大きな価格差を生む […]

『ワインの値段』は、どう決まる?②高いワイン、安いワインの差はどこから?

前回からは、「ワインの値段」というちょっと現実的なところに着目してコラムをお届けしています。 香り表現や歴史のエピソードなど、 ワインについての話は少しロマンティックで抒情的な内容になることが多いのですが、こちらはとにかく現実的。 でも、ワイン愛好家にとってはもっとも身近で切実なテーマですよね。 第1回はこのシリーズのプロローグとして、ワインの価格、特に5大 […]

ワインボキャブラ天国【第5回】「アロマ」英:aroma 仏:arôme

  連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語 […]

ワインボキャブラ天国【第4回】「攻撃的な」英:aggressive 仏:agressif

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

ワインボキャブラ天国【第3回】「酸(さん)」英:acid 仏:acide

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

ワイン輸送を徹底解剖!第①回

今回からのシリーズは、ワインの輸送について。 フランス、イタリアなどの生産地で造られたワインが、どんな旅をして日本にやってくるのか。 その旅の途中でどんなお金がかかって、ワインの販売価格にはどんな値段が乗っかっているのか、 というところを解明していこうと思います。 併せて「ワイン物流における重要なポイント」という大切なテーマにも触れていきたいと思っています。 […]

ワインボキャブラ天国【第2回】「アカシアの花」英:acacia 仏:acacia

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

ワインボキャブラ天国【第1回】「杏(あんず)」英:apricot 仏:abricot

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。 このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです! 取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英 […]

ワイン輸入業者のお仕事とは

ちょっと前のことになりますが、『おいしいワインはインポーターで選ぶ!(池田 一郎さん、 楠田 卓也さん著/池田書店)』という本が出版されました。ワイン選びの指南本は世の中に沢山ありますが、この本は産地や品種、味のスタイルといったもっともベーシックな基準でワインを選ぶのではなく、「おいしいワインを選ぶ力のある輸入業者が仕入れたものを選べば、そもそもハズレがない […]

今月のおすすめワイン本【2019年5月】「”発酵食品”全体についての本」

今日は連休の最後は家でゆっくり休んで社会復帰の準備を・・・と考えていらっしゃる方に、『今月のおすすめワイン本』をご紹介したいと思います。 お休みの最後なのであまりお勉強っぽくなく、楽しくさらっと読める本を選んでみました。 今月の1冊は 『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』(小倉ヒラク著/木楽舎 税抜1,600円)です。 今回の本は「ワイン本」ではな […]

今月のおすすめワイン本【2019年4月】「ボルドーでワインを造ってわかったこと」

ワインやお酒の文化に関連したおすすめの本をご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。 連休に久しぶりにゆっくり読書タイムが取れそうだな、という方、ちょっと分厚いですがこんなワイン本を読んでみるのは如何でしょうか。 今月お薦めしたいのは・・・ 『ボルドーでワインを造ってわかったこと』(安蔵 光弘さん著/イカロス出版 税込2,808円)です。 著者の安蔵さん […]

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